
(C)早田 結 (C)黒埼/双葉社
第10回ネット小説大賞において『どクズな家族と別れる方法 天才の姉は実はダメ女。無能と言われた妹は救国の魔導士だった』で受賞となった早田結先生に独占インタビューを敢行!
前半では『受賞作の見どころ』を、後半では『小説を書くときのコツ』などを伺いました!
ぜひ最後まで読んでみてください♪
家族から虐げられていたノエルは、姉に殺されかけたことをきっかけに魔法の才能が芽生え、結界を張れるようになったことで、死を免れた。
彼女は虐待をしてくる家族から逃れるために、奨学金をもらって寮生活をすべく国立学園を受験するが、その入試で披露した“卵に結界を張る”という得意技が、自分の運命を大きく変えることになり……。
厳しい家庭環境の中、めげずに生き抜く令嬢の逆転劇、ここに開幕!

――――このたびは受賞おめでとうございます!
受賞のお話を聞いた時、どのようなお気持ちでしたか?
信じられないという感じでした。実は書籍が刊行された今も、現実感が無くて。
そういう意味では、家族の方がわかりやすく喜んでくれていました。
――――作家活動を始めたのはいつ頃からだったのでしょうか。
20代からです。
――――当時からファンタジーを書かれていたのですか?
執筆をはじめた当初、執筆していたジャンルは童話とエッセイだったんです。
新聞や雑誌に投稿して賞をいただいたり、掲載していただいたりしました。
そういう体験をしちゃったものですから、書くことが辞められなくなったんですね。
書き続けて、賞に出して……を繰り返していて。
ネット小説大賞に応募したのもそういう経緯からでした。
――――『どクズな家族と別れる方法』では、家族から虐待されている少女・ノエルが、自分の足で国立魔法学園に行き、受験するシーンから始まりますよね。その後、ノエルの息子世代のユーシスやルシアンたちまで物語が綿々とつながっていく壮大な異世界恋愛ストーリーです。

――――これから読んでみようと思っている方々に向けて、著者である先生から作品の魅力となるポイントを教えてください。
人に頼らず自分で考えて頑張っていく、主人公・ノエルの姿勢が一番の魅力だと思います。
頑張るとはいっても「無鉄砲」という意味ではなく、いつも必死に考え抜いて行動する頭のよい女の子が、自分で運命を切り開こうとしていく物語になっています。
――――主人公・ノエルは、自分の世界に集中してる主人公で、引き込まれました。一方で、脇役のキャラクターも魅力的ですよね。
そうですね、同時に、脇役が好かれている物語でもあります。ノエル以外の登場人物も、ただカッコいい、ただ完璧ではないんです。作者の欲目かもしれませんが、一生懸命で、でもちょっと抜けていたりする可愛いところがあるキャラクターがいっぱい出てきます。
――――ノエルの姉・ゼラフィも、そういうキャラクターですよね。
思った以上にゼラフィが人気になったのが意外でした。実は、本編よりも番外編のほうが、読者の皆さんの感想を見ると「いい!」って人が多いんです。
――――私も、番外編の、ノエルの姉・ゼラフィのエピソードがとても好きです…!本編ではノエルを苦しめた張本人なわけですが、番外編を読むといつのまにか好きになっていて、驚きました。
ありがとうございます。
――――ノエルの姉・ゼラフィを中心とした番外編の創作過程についてぜひ詳しく教えてください。
この物語では、ゼラフィの親にも問題があることは明らかで、ゼラフィが被害者だった一面もあるのではないかと思いました。
ゼラフィは火の魔法を激しく使う能力を持っていて、そういう激しい力を使う子はどこかで無理をしているからだ、という裏設定のようなものがあって。作者としては、そういう「どこかで無理をしている子」だということを前提に物語をつくっていたので、その種明かしみたいなのを番外編のゼラフィ編ではぜひ入れてみようと思っていましたね。
ゼラフィの正体というか、無理をしていた理由というか、その辺だけはぜひ読者の方にもご理解していただける内容にしようという意図はございました。
――――ゼラフィの真実を、ノエルは手紙で知るわけですが、その際のノエルの反応もリアリティがあるというか……。「お姉ちゃんもつらかったんだね」と許すわけじゃないというのが。
さすがに許しちゃいけないですよね。
許せないけど「理解はした」っていう、そこで留めたんです。
そのほうが自然かなと思ったというのが理由です。
――――本作では「国神の加護」という呪いが国中を覆っていることが次第に明らかになりますが、先生の「呪い」「神様」というモチーフに対する想いをお聞かせ願いたいです。
それは全然意識してなかったんですけど(笑)せっかくファンタジーを書くんですから、神様に守られているような祝福があったり、幸運があったり、そういう優しい世界がいいなと思っていました。
――――その神様が、かなり厳しいと感じる一面もありますね。そこが、本作の面白い点というか、読んでびっくりする点でした。
そうですね、厳しくなってしまいましたね。
「呪い」的な部分に関して言えば、神様が守ってくれて、幸運を与えてくれているわけですから、それを与えられるのは最低限の善良な人間であるべきだと思うんですね。神様に守ってもらってる最低条件というか。
それなのに悪いことをするような人間だったらバチがありますよ、幸運を授けられたんだから応えるような善良な人間じゃなきゃいけないですよ、という考えが私にあって。
それが、作中で神様が厳しいラインを持っているような印象になった理由かもしれませんね。
――――受賞作を始めとして書籍化・コミカライズの勢いが止まらない早田結先生ですが、作家として活躍されている現在と当時で、変わったことがあれば教えてください。
実は、あまり無いんです。下積み時代が長すぎたからかもしれません。
出来上がるたびに応募して没になって……という経験を何度もしてきて。今回、本を出させていただいてとても嬉しいんですけれど、もっと才能があったらもっと早くに本になってたんじゃないかというやるせない気持ちも引きずっているわけですね。
でも今の自分を受け止めて受け入れて生きていこう、と日々思っている最中なんです。
なので、今でも「自分は作家だ」ってあぐらをかく感じじゃないんです。
謙虚に、これからも今まで通りやっていこうと思っています。
――――ご活躍中の先生が、そのように受け止められているのはとても意外ですが、ネトコン受賞が先生の気持ちの糧になれば嬉しいです。最後にファンの皆さんや、本作が気になっている方に向けてのメッセージがあればお願いします。
読者の皆様には、番外編まで読んでいただけたら嬉しいです。
書籍版の方では、大幅に加筆を行いました。本編や番外編の「もっと詳しく知りたい」と思っていただいていた部分を、ガンガン追加で書きましたので、ぜひ読んでほしいなと思っています。
コミカライズも、洲鎌ウルさんの手によって、迫力がある表情と、スピード感が魅力の漫画になっています。ウルさんのイラストの威力をぜひ感じてください。
書籍・コミカライズ、どちらもぜひ最後まで読んでいただければ嬉しいです。
これからも自分や読者の方に恥ずかしくない作品を、創り出していこうと思っています。
受賞作品についてのコメント、ありがとうございました! 続いては小説の書き方についてのインタビューです♪

――――書籍化するため、なろうで人気連載にするために意識していることはありますか?
題名とジャンルと出だしです。
この3つが重要じゃないかなと思っています。
――――詳しく教えてください!
まず題名ですが、題名でポイントが決まりますよね。わかりやすくて人目を惹く題名にしなきゃいけないんですけど、コツは自分でも試行錯誤というか。ランキングで上の方のものをずっと見て参考にするとかもしたことがあります。
――――本作もそうされたのでしょうか?
『どクズ』は、実は違うんです(笑)
『どクズ』のタイトルは内容を圧縮したものになるんですが、家族には「何この題名?」と言われたりしました。

――――タイトルを初めて見たときに、本作はジャンルとしては異世界恋愛に分けられるのでしょうが、「家族」をテーマにした作品なんだなというのが一目でわかってとても惹かれました。特に毒親というか、家族の確執というか。本編を読み、番外編に入り、やっぱり!と感じました。私はドンピシャだ!と思って読んでいました。
じゃあ成功していたんですね。
本当はカッコいい題名が理想なんですけど、インパクトで行きました。
――――ではジャンルについてどのような工夫をされているのか教えてください。
ジャンルでいうと、私は異世界って書きやすいと思っているんです。異世界だったら、自由で夢のある発想が許されるという点もありますし、自分が好きだから、のめりこみやすい。そして人気ジャンルだという点もあります。それに頼っちゃいけないなと思ってそこから脱出しようとはしてるんですけど、たぶんこれからも異世界転生は書いちゃうジャンルですね。読者として読んでいても面白いです。異世界に逃げたい願望があるのかもしれません。
――――インタビューをしていると、好きなジャンルを書いている方が、より著者さんもいきいきする印象があります。
確かに。好きなジャンルだからこそ、他の人の作品読んで、自分だったらこうするのにと思って、自分の作品にぶつけるっていうのはありますよね。
――――それでは、出だしについての工夫を教えてください!
出だしは、インパクトがあるほうがいいと思っていました。ノエルがいじめられている描写は作中で度々あるんですけれど、本当に危険なシーンから物語が始まって、かつ、この悲惨な状況でノエルの魔法の才能が開花したという部分も表現できるので、これでいこうと。
――――冒頭の馬のシーン、とても怖かったです…!
一歩間違えれば死んでいるシーンなので、やりすぎなところもありましたけど、いじめとノエルの才能、両方をここでみせるぞと決めて創りました。
――――シーンをつくるときは事前に意図をしっかり決めて執筆されるのですか?
そんなことはないですね。けっこう本能で書いている部分があるんで、あまり知的には考えないで書いている部分もあります。本来なら頭を使わないといけないわけですけど、好き勝手に書いている部分もありますね。
――――初めて「小説家になろう」に投稿された作品は純文学作品で、以後ローファンタジーから、本作のような異世界恋愛まで様々なジャンルの作品を書かれておられますよね。色んなジャンルに挑戦されることの苦労や、面白さを教えてください。
もともとエッセイ・童話から執筆を始めたので、エッセイの延長に純文学があって、童話の延長にファンタジーがあったという感じですね。
純文学では、現実と物語との食い違いがないように下調べをたくさんしています。
ファンタジーでも、あまりに荒唐無稽だとつじつまが合わなくなると思いますので、いろんな角度から考えるようにしています。
読者さんに、不自然でなく、物語に入り込んでほしいなと思って取り組んでいます。
苦労というよりは、やりがいや面白さと感じています。
――――執筆に詰まったことはありますか?
寝不足だったり、疲れているときは思うようにいかないので、そういうときはしっかり休んで、頭が元気になるのが一番の解決方法かなと思っています。
――――執筆前に、プロットを作成されていますが?作成されているとしたら、執筆前にどのような項目を決めていますか?
作品によってまちまちなんですが、ラスト・プロローグをはっきり決めていて、物語の中盤はぼんやりと作り始めたりすることが、ままあります。
『どクズ~』は、本編はそれなりにちゃんとプロットをつくって仕上げました。
番外編のほうは、ゼラフィやノエルなど、キャラクターの性格を鑑みて、頭の中でいろいろ話を練っているうちにできたエッセンスをどんどん投入していったという感じでした。
――――キャラクター設定や舞台設定ついて、執筆前にどれくらいまで細かく決められているのか教えてください。
キャラ設定に関しては、「こんな感じの子」とイメージを決めてから書き始めています。イメージ先行で考えて、おのずと性格も決まってくるようなキャラクターの作り方をしています。舞台設定は「なんとなくこんな感じ」ぐらいでつくりはじめて、作っているうちに固まっていくって感じです。
――――キャラを考えられてからプロットをつくられるのでしょうか?
プロットとキャラは同時進行で決まっていきます。「こういう感じの物語だから、こういうキャラ」というように、両方が同時に生まれてくる感じですね。
――――ありがとうございます。最後に、作家志望の方々や、次回のネット小説大賞応募者にアドバイスがあればいただけますと嬉しいです。
コンテストに応募するのは緊張もしますし、大変だと思います。
でも自分の作品を応募するという緊張感が、マンネリ化しがちな作品作りに喝を入れるいい機会になるなと思っています。私は応募すること自体が、得難い機会だと感じています。皆さんにとってもきっといい経験になると思いますので、応援しています。
早田結先生、インタビューをありがとうございました!
『どクズな家族と別れる方法 天才の姉は実はダメ女。無能と言われた妹は救国の魔導士だった』を、ぜひチェックしてみてください!
▼小説1巻
▼コミック1巻
▶感想サービスでは、「ネトコン11感想」のキーワードでご応募いただいた作品のなかから抽選で約1000~2000作品を対象に、運営スタッフの感想をプレゼントしています。
▶週に1~2回のペースでお届けしており、12月頃まで継続予定です。感想サービスをご希望の方は、一次選考・二次選考後もキーワードを付けたままお待ちいただけますと幸いです。
引き続き、ネット小説大賞では皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
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引き続き、ネット小説大賞では皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

©ミオニチ・橘 歩空 / Amazia,inc.
第10回ネット小説大賞において『闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか―追放された少年暗殺者はワケあり闇美少女たちと真の勇者に成り上がる』で受賞となったミオニチ先生に独占インタビューを敢行!
前半では『受賞作の見どころ』を、後半では『小説を書くときのコツ』などを伺いました!
ぜひ最後まで読んでみてください♪
七体いる魔王の一体を討伐した祝いの日。 「劣等の闇属性は光の勇者パーティーにふさわしくない」と、少年暗殺者ノエル・レイスは追放された。 失意のノエルは、同じように理不尽な目にあう闇属性の少女たちと出逢い、決意をする。自分たちだけのパーティーをつくり、表舞台で脚光を浴びるような、世界を救える英雄になると。 一方、光の勇者パーティーは、ノエルがいない真の意味を理解しないまま二体目の魔王討伐へ……。
マンガBANG!『闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか―追放された少年暗殺者はワケあり闇美少女たちと真の勇者に成り上がる』

――――このたびは受賞おめでとうございます!受賞したあとなにか変化はありましたか?
連載開始してすぐに入って以来、「小説家になろう」で2回ほど1、2週間連続で日間ランキングに入りました。ポイントも、少し前までは6000ptくらいだったんですが、今は9500ptを超えて、目標のひとつの1万ポイントが見えてきました。
――――おめでとうございます!ランキングは前から意識されていたのでしょうか?
していました。せっかく書いた小説も、誰にも読まれないと悲しいし、話にならないと思い、とにかくランキングに1回は入ることを目標に書いていました。
――――ネット小説大賞のことは以前から知っていましたか?
ネット小説大賞のことは受賞作を投稿する前から知っていました。「小説家になろう」のトップページのバナーで見かけたのがきっかけですね。コンテストタグをつけたほうがより多くの人の目にとまるかなと思って、それで応募しました。
――――受賞したときのお気持ちは?
まさか選ばれると思ってもいなかったので、すごく驚いて。物語をつくる側になるという夢に片手が届いたのかなと思いました。もっともっと軌道に乗って、作家ですと胸を張って言えるように夢を両手で掴みたいです。
――――なろう歴を教えてください。
2016年からです。でも一度投稿して、すぐにやめてしまって。しばらく小説も書かなくて、2年前に再開しました。
――――活動再開のきっかけは?
実は2016年当時は、執筆経験が全然なかったんです。
小説を書いたのもその時が初めてでした。最初に投稿した作品たちは、反応も少なかったですし、なんだか恥ずかしくなってすぐ消してしまって。
その後、読者としてしばらくほかの作家さんの小説や漫画を読むことだけをしていました。いろんな作品を読み続けているうちに、自分のなかで昇華できたな、小説を書きたいなと思ったので再始動することにしました。
今考えると文章っていうものを、自分で書けるようにするための期間だったように思います。
――――そうだったんですね。
恥ずかしい話、自分は、ほとんど描いたことのない漫画家志望、みたいな子どもでした。
そんな夢をすっかり忘れて大人になっていったんですが、
就職してからしばらくして、『ハイキュー』というバレーボールの漫画を読んで、衝撃を受けたんです。
有名な作品ですし、もちろん抜群に面白かったんですが、それだけじゃなくて、負けた側や、決して強くはない弱小チームだけど、そういった人たちもその人たちなりに真剣にバレーに打ちこんだ。それはこの先の人生で無駄じゃない、糧になるし意味がある、とその生きざまを肯定してくれる漫画でした。
自分は学生の頃、なにかに打ち込んだ経験がなくて。このとき、それを本当に後悔して。
このままそんな経験なしに人生が終わるのかなと思ったら、気がついたら泣いてしまって。(笑)
自分が本当に何をしたかったのか、考えたときに、漫画はもう現実的に時間がないけれど小説なら……と思いました。
――――そんな先生が受賞された作品がコミカライズされたということに、何か縁を感じています。改めまして、おめでとうございます。こだわって書かれたポイントを、ぜひ教えてください。
とにかくキャラを立てることが必要だな、と。出てくる登場人物はそれぞれに魅力的なキャラにしよう、ビジュアルもヒロイン全員で違う魅力が出るようにしようと思いました。
ジャンルでいうと、当時流行っていた最強もの・追放ものを書いてみようと思って、そのためにランキングの研究もしました。
――――ランキング研究ですか!
ランキングってたいてい過去の実績があって、書籍化されたりしている方々が上位にいらっしゃるんですが、当時、新人さんで、ものすごいペースでポイントが伸びてる方がいて。その方が書かれているのが、最強モノ・追放モノだったんですね。
同じようなコンセプトで自分も書けないかな、と思い、書き始めました。
ただ、「追放された後はなんでも一人で解決できるヒーロー!」という流行りのストーリーラインとは少し違う、自分なりの追放モノを書けたらとは思っていました。
――――それが主人公・ノエルと、ロココにつながっているのですね。本作はキャラクターが本当に魅力的だと思います。
ありがとうございます。コミックにしていただいて、よりキャラの魅力があがっていると思います。
――――ノエルについて教えていただいてもいいですか?
主人公・ノエルは、理不尽に対して怒りをもっているキャラクターです。
やっぱり主人公って一番大事で、主人公が嫌だったら読者さんも読むのを辞めちゃうと思うので、正義感があって、でも生意気なところもあって欠点もある主人公にすることで、好き嫌いはあるだろうけど共感できるキャラクターにしようと思いました。
――――キャラクターをつくる工程を教えてください。
パーティーを組ませたいと思ったので、なんでもできる万能キャラじゃなくて、主人公は「攻撃力だけ」強い設定にしよう。なら、「陰から攻撃するのがいいだろう」とイメージがふくらんできました。
「陰から」という発想から「暗殺者」というイメージが湧き、「闇属性でいこう」、ならいっそのことパーティー全員を闇属性にしたら面白いんじゃないか、と決まっていきました。
またノエルは実は、暗殺を稼業とする一族の後継という設定ですが、普通の暗殺者なら、家出をする必要がありませんよね。家業を継げば安泰なので(笑)
そこで「なぜ家出をしたのか?」→「人を殺せなかったから」→「ノエルは殺せない暗殺者」という風に決めました。こういう感じで一問一答でつきつめてキャラの設定をつくっています。
また、キャラクターをつくるにあたり、これまで自分が好きで触れてきたいろいろな作品に登場するいろいろな好きになったキャラの「どこ」が好きなのか、考えました。好きなキャラを要素に落としこんで、自分のキャラにしていくという工程がありましたね。
――――共感できるキャラクターを創る上での工夫を教えてください。
ストーリーに悲惨な部分もあるので、描写はできるだけマイルドにしようと思いました。それで、ノエルの年齢をあえて幼めに設定しました。ノエルの生意気だったり皮肉屋な部分も、大人なら鼻についても子どもなら許されるかな、読者さんにも「子どもがちょっと生意気なことをしてるな」とほほえましく思ってもらえるかなと思ったからです。それからノエルの生い立ちを暗殺者という設定にしたので、影のあるキャラクターになりました。
――――最初からしっかり設定を考えられた上で、キャラクターを創られていったんでしょうか。
それがそうでもなくて、書いているうちに固まっていった部分もあります。
ノエルで言うと、だんだん相手を挑発するあおり癖が出るようになってきました(笑)
よくキャラが一人歩きするといわれますが、ふしぎなもので、本当に書いているうちにどんどん意外な行動をとったりして、気がつくとキャラクターが固まっていくんですよね。
それが、自分でも書いていておもしろい部分です。このキャラ、こういうタイプでこういう一面があったんだ!みたいな。
――――本作は、闇属性というだけでパーティを追放された主人公・ノエルが、同じく闇属性でパーティメンバーから虐げられてきた少女・ロココと出会い、彼女とふたりきりのパーティを立ち上げる…というエピソードから始まる物語ですよね。
「……その虐げられたもののみが放つにおいを肺腑に吸いこむ。僕はこのにおいを決して忘れない。それとともに感じたこの怒りを、悔しさを。そして、僕が大切にするんだ。ロココを。僕に一歩を踏みだす勇気をくれた、この青い月のような瞳を持つ少女を。」(抜粋)
――――先生の書かれる力強く美しいモノローグを読むと、自分でも思っている以上にいつのまにかノエルに共感してしまい、驚きました。
ありがとうございます。
文章表現の面で言うと、音や光、嗅覚といった五感に訴える文章があると、物語への没入感が高まると聞いたことがあって。書いているとき、その意識がどこかにあったようと思います。
また、くさい・嫌なにおいがするって、本来あまり人に好かれる要素ではないじゃないですか。でも、大切な仲間だからこそ、本来なら嫌われるような要素も、肯定する。そういう2人の信頼関係を描こうと思いました。
上記のモノローグがあるのは、主人公が窮地にあるロココを助けたあとのシーンですね。
キャラクターを創る観点から言うと、自分の命をかけて助けるって、何かしら相当の理由があるはず、と思ったので、本作においてはその理由、ノエルの心の動きを描きました。
――――このシーンは、ロココを助けずにはいられないノエルの繊細な心理状況を、モノローグによって読者に疑似体験させてくれると思いました。
モノローグは、読者さんが、キャラクターと喜怒哀楽を共有し、没入できる仕掛けではないかなと思っています。
――――それでは、世界観のお話に移らせてください。本作の魅力の一つでもある、「詠唱」はどのように考えられたのか教えてください。
例として聞かれたのがロココなので、ロココについてお答えします。まずロココの能力は、体に刻まれた呪紋を自在に動かすもの、つまり自分の体を動かす延長みたいなイメージの能力なんですよね。
でも、自分の体を動かすときにいちいち長い詠唱が必要になるというのは、どうもしっくりこない。例えば、腕を動かすときにすごく長い呪文を唱えるかな?みたいな。
でも無言は無言で、文章では表現しにくい(笑)
それで、今の詠唱のスタイルに落ち着きました。
――――ロココの詠唱の「穿ち、抉れ」は、非常に端的な動詞を、二つ組み合わせていますよね。
「穿ち」(うがち)は意味としては「貫け」でもいいんだけど、あえて闇っぽい言葉を選びましたね。他も「縊り」(くびり)とか、だいたいそういうチョイスになっていると思います。
――――漢字の選び方にも、本作の世界観が反映されていると思います!では、その世界観の作り方について教えてください。
最初に決めたのは、冒険者とはどういう存在かということです。
書いている中では匂わせ程度で直接出てこないような話なんですが。それから、光属性全盛の世界で闇属性は劣等と迫害されているといった本作の根幹設定を決めました。
――――そういった裏設定を詰められているから、本作は世界観に奥行きを感じられるんですね。
ありがとうございます。
また、ハイファンタジーは読者さんの間である程度の共通世界観があると思っていてので、そういう部分はあえて書かないでおきます。読者さんに「いつもの設定なんだな」と思ってもらえたりするので。例えば冒険者ギルドとか、ゴブリンとか。
逆に、ここは自分で固めておきたいなと思うところだけはしっかり独自性として固めておきます。
最初に決めておいた方がいい部分だけ大まかに創る。いざ、その部分に関わるエピソードを詳細に書くタイミングが来たときには、納得できる設定をつきつめて創る。都度、それを繰り返しています。
――――デビュー後なにか、作家としての変化はありましたか?
電子ノベルとコミカライズが商品として販売されて、やっぱり商品開発をする側の目線が出てきているかもしれないです。アプリのランキングで一喜一憂したりとか。現実的な話になりますが読者の皆様の応援がないと続かなくなってしまうので、応援していただいて、お返しにいいお話を書いて……を繰り返していきたいです!
――――お仕事のとの両立は?
連載を始めたころはストック(書き溜め)がありましたね。土日集中して一週間分書き溜めて、また土日書いて……という書き方で続けていました。兼業なので無理はできないところはあります。
受賞後は、コミカライズではネームの確認をさせていただいてます。特にセリフや設定について直しを入れさせてもらったり。細かなお願いもしているのでコミカライズを担当されている橘先生には申し訳ないのですが……少しでもいい作品をつくりたい一心で取り組ませてもらっています。電子ノベルでは校正だけじゃなく全面的な加筆修正を、自分からやりたいといってやらせていただきました!全然苦にならなかったし、楽しんでやれました!
なろうでの連載については、無理せず自分のペースでやるしかないと思っています。

――――コミカライズへのご感想を教えてください。
初めてイラストを見たときに、非常に奇麗だと思いました。実は、イメージと違ったので直していただいたキャラクターもいたんです。だけど、今連載がはじまった段階でいうと、「このキャラはこの絵でこのイメージしかありえない」と思います。例えばロココも、今はこのロココしかありえないと思う。
逆にお気に入りになったキャラクターもいます。光の勇者パーティの面々、特に勇者ブレン・星弓士ステアがそうです。コミカライズされることでかなりツボに入りました。そういった自分のイメージの中になかったんだけど、このキャラいいなと思えるといった、いいギャップも生まれました。
漫画の中で動いているうちにどんどん愛着が湧いてきて、話数をかさねるほど、このキャラはこのキャラなんだなって。
多分読者さんも同じ気持ちなんじゃないかなと思います。
――――なろう版と、コミカライズ版の一番の違いは?
コミックという媒体だからこそ、ページ数の関係によって省略・変更されている部分がありますね。
でもそれはコミカライズ用に最適化されていると思っていただければ。それから、コミカライズは自分のものというより、あくまで橘先生の作品だという意識があります。なので、コミカライズの面白さは橘先生のおかげです。本当に感謝しています! また11月からは連載している「マンガBANG!」だけでなく、たくさんの電子書籍ストアでも読めるようになりますし(※) 、海外展開もスタートしたようで、多言語にわたってにわたって出させてもらって嬉しいです。
※2023年11月15日から各電子書籍ストアに話ごとの配信を開始。
――――なろう版と、電子述ノベル版の違いを教えてください!
なろうで連載したバージョンから、電子ノベル化にあたって前面大幅加筆修正をしました! 連載時には省いた描写なども書かせていただきました! 例えば、お風呂回の詳細とかありますよ!
電子ノベル・コミカライズ、それぞれに違った魅力がありますので、ぜひ読んでください!
――――最後に先生のほうから、今だから言えること・今言っておきたいことがあれば、ぜひ教えてください!
実は、『闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか』はまだまだ続きがあります!
まだ出てきてないキャラ・展開がたくさんあるんです(笑)
読者の皆様に応援していただいて、ぜひ最後まで書き抜けたいです!
ポイントや感想、電子ノベルやコミカライズを読んでいただけると、モチベーションが上がって執筆の燃料になります! よろしくお願いいたします!
――――やっぱり感想は嬉しいのですね!
感想が来たらとても嬉しいです!
リアクションがあって続けているようなものなので、ぜひ続けられるように応援ください!
タイトルどおりにノエルが真の勇者になるまでお付き合いいただければ幸いです。
――――では、読者の方へ一言、お願いいたします!
自分は本当に、物語があって、物語を糧にして、なんとか生きている人間なんですね。
だから、いただいた物語を糧に自分が書いて新しい作品を世に出せれば。
それがまた誰かの糧になればと思っています。
キャラクターと喜怒哀楽を共有できる、心を揺さぶる物語『闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか―追放された少年暗殺者はワケあり闇美少女たちと真の勇者に成り上がる』を、ぜひよろしくお願いします!
受賞作品についてのコメント、ありがとうございました! 続いては小説の書き方についてのインタビューです♪

――――タイトルをつけるときに、意識していることがあれば教えてください。
サブタイトル含めたタイトル部分だけで、あらすじがわかるようにしました。
何万と作品がある中で、まず読者さんにクリックしてもらうために、タイトル部分で物語の全容がわかるようにした方がいい……というなろう投稿ノウハウがあって。
タイトル部分って100文字まで入力できるんですね。今はかなりすっきりしたタイトルなんですが、投稿当初はもっと長いサブタイトルにしていたんですよ、100文字ぴったりになんとかおさめようとして(笑)
――――そうだったんですね!現在のサブタイトルとは異なるサブタイトルだったことに驚きました。
物語を書きながら、サブタイトルはブラッシュアップしていきました。
最終的に受賞決定後に、商業作品になるにあたって、担当さんと話し合ってタイトル全体部分を直しました。
その際にサブタイトルは現在のものに落ち着いたんですけど、『闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか』という思い入れのあるメインタイトルはそのまま残ってよかったです。
――――読むだけで情景が浮かぶ素晴らしいタイトルだと思います。
光という言葉を直接使わずに、光と闇のイメージを想起させる本タイトルはどのようにして生まれたんでしょうか?
『闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか』は、そもそも主人公・ノエルが闇にいるイメージをもっていました。そこにパッと暗い舞台の上で「スポットライト」があたる、というイメージが湧き、それを膨らませて、「脚光を浴びる」という言葉にたどり着きました。
――――文章を書かれるときに、意識していること、注意していることを教えていただければ嬉しいです。
ネット上ですが、類語辞典はよく読みます。一番見る資料かもしれません。
「今自分はこの言葉しか思いつかないけど、ほかの似た、もっといい表現の言葉もあるのかな」って思ったときに調べます。
それから、読んだときに映像でイメージできる文章にする、ということはとても意識しています。
それと、話の中で一度に出す情報(特に新情報)の量はなるべく制限して、読者さんが情報過多になってパンクしないように注意しています。特に連載初めの頃だと、これは下手すると、読者さんが読むのをやめてしまう理由になるくらい重要なことなので。
――――小説はどのようなツールで書かれていますか?
なろうのシステムに直書きです。
最初はWordとか使ってたんですけど、修正が大変で。
手書きもしてみたんですけど、二度手間だったので、直書きに落ち着きました。
アイディアは、ケータイのメモ機能にぱっと書き留めることが多いです。
――――書籍化するため、なろうで人気連載にするために意識していることはありますか?
書き溜めて連日投稿して、ランキングに載ることですかね。
――――ストック(書き溜め)はどこまで用意して連載したのでしょうか?
『闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか』は、最初の魔王を倒すまでをプロットで用意していました。
20万字、だいたいライトノベル2巻分ほど書ければ、話としてある程度まとめて出せるし、完成した話になって、読者さんに満足してもらえると思ったからです。
本当は最後まで書き溜めて出したほうがいいと思うんですが……なろう的にも毎日更新ができて、ランキングに載りやすくなりますし。
でも今回は途中で我慢できなくなって見切り発車してしまい、できませんでした(笑)
そのほかのいわゆる作品のポイントをあげるノウハウは、検索して調べたものを、意識的に活用したりしていました。
――――ご執筆に詰まったときはどのように対処されていますか?
詰まったときは、執筆から離れてほかのことをします。インプットのために、ほかの方の小説や漫画を読んだり、リセットするために風呂に入ったりもします。
それから、前の話を読みなおすこともします。次の話を書くための流れを準備しなおすというか。
また、モチベーションが下がってるときも自分の話を読みますね。
ちゃんと読者として自分の話に入り込んでおもしろいなと思えると、モチベーションが上がって続きを書けるようになるんです。
セリフが思いつかないときは、単語や感情を言葉で書いていきます。
単語をつないでいるうちにセリフになったり、書いた感情からセリフを思いついたりするんです。
下書きの際には、セリフ・地の文・単語、を分けずにごちゃ混ぜで書いて、文章として成立していなくても自分の中では完成した流れにして、最後に文章の形に直したりもします。最近はこのやりかたが多いですね。
――――最後に、作家志望の方々や、次回のネット小説大賞応募者にアドバイスがあればいただけますと嬉しいです。
自分の作品の良し悪しは自分で決めなくていいと思っています。たとえポイントがつかなくてもプレビューが伸びなくても、自分で作品を見限るのはもったいないです。ポイントが高くなくても受賞の可能性はあります。書いたらぜひ応募してみてください。審査員の方はちゃんと読んでくださるので、自分の納得にもつながると思います。もしかしたら私みたいに思いもよらない結果を得られるかもしれません。ぜひ応募してみてください!
ミオニチ先生、インタビューをありがとうございました!
『闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか―追放された少年暗殺者はワケあり闇美少女たちと真の勇者に成り上がる』を、ぜひチェックしてみてください!

(C)明。 ・ハルヒマチ/Amazia
第10回ネット小説大賞において『異世界トリップしたので可愛い獣人を全力で愛でることにしました。』で受賞となった明。先生に独占インタビューを敢行!
前半では『受賞作の見どころ』を、後半では『小説を書くときのコツ』などを伺いました!
ぜひ最後まで読んでみてください♪
25歳の独身会社員・芹沢雪花は、仕事をして家に帰ってきたつもりがなぜか森にいた。さらには子供の姿に戻ってしまい、ここは元いた場所ではないファンタジー世界だと把握した雪花。しばらくすると、顔は怖いがモフモフの尻尾と耳を携える、獣人のおじさん騎士が雪花を守りにやってきて……。異世界を舞台に、2人のラブコメ珍道中が展開される。

――――ネット小説大賞に応募した理由を教えてください。
『小説家になろう』の中で一番大きなコンテストだったので、書き始めた時期から毎年応募していました。
受賞を知ったときには「え!」と本当にビックリしましたね(笑) 運試しのようなつもりで応募していたので、宝くじに当たったような感覚でした。
―――――――まずどなたにご報告されましたか?
家族に報告しました! でも家族はネット小説をまったく読まないこともあって、よく分からなかったのか「あーうん、良かったね」という感じで(笑) 反応が薄かったですね~。
初めて書籍化したのはKADOKAWAさんからだったんですけど、そのときは「大丈夫?騙されてない?」ってけっこう本気で詐欺を心配されて。本当にどうしようかと思ったくらいでした(笑)
今回は2回目なので、そういう意味ではあっさり受け入れて貰えましたね。
――――本作は導入からインパクトが強いですね! 異世界転生したヒロインが、初っ端からいきなり獣人のおじさんに全裸土下座されるという(笑) もふもふの要素もあって癒しと笑いがありますね。
本作を書き始めた当時、モフモフした獣人がメインで登場する女性主人公の作品があんまりなかったんですよ。男性モノは多いけど女性モノが少なくて。
それで自分が好きなジャンルを読み尽くしちゃったから「自分で書いてみよう!」という気持ちで書きはじめた物語です。
ほかにも『美醜逆転』『逆ハーレム』だったりってあんまりないから試しにやってみて、いつの間にか今のかたちになりましたね(笑)
――――今回の作品ですが、作品を読み進めるにつれて物語のスケールが大きくなっていきますね。プロットは丁寧に作られていたんですか?
実はプロットは、あんまりちゃんと書いてないです(笑) そのときに思いついたことを、パズルのピースみたいに組み立てて1話ずつ書いていくようなイメージです。
スケールが大きくなっていったのも、話の展開上「これは1人の力じゃどうにもならないな」と思ったので、「世間を変えていこう」というような話の流れになっていきましたね。
――――その時々で考えられていくスタイルなんですね。最初からかなり作り込まれているのかと思っていましたので、ちょっと意外でした!
こういう書き方をしていると、読者さんに矛盾を指摘していただいて、慌てて修正する!……みたいなことも多々あります(笑)
一番やらかしたエピソードだと、別作品で「あれ、そのキャラは前に死んだって作中で書いてませんでした?」って読者さんに言われて(笑) それくらい酷いですね、私は……。
――――それは焦るけど笑っちゃうエピソードですね! (笑) 本作のヒロインが大好きなのですが、口調が軽快で今っぽくて、なろうには少し珍しいながらも読者としても読みやすかったです。
そうですね、最初の頃はあまりヒロインの設定って作り込んでなくて。
今まで書いてきたキャラクターと差異をもたせようと思って、今回のヒロインはなるべく自然に、素で喋っているような個性にしました。
――――そんな元気いっぱいなヒロイン、コミカライズ版のめちゃくちゃ可愛いですよね! 先生から始めてコミック版を見たときの感想を教えてください。
やはり漫画になると、文章だけの状態より情報が明確化されるなと思います。
個人的にコレは見て欲しい!と思うのはサズドマでしょうか。イメージぴったりなのでぜひとも見ていただきたいですね。
ハルヒマチ先生の絵もさることながら、テンポが良いのでとても楽しめるかと!
――――それではこれから本作を読む方に向けて、メッセージをお願いします!
とにかく頭を空っぽにして軽い気持ちで読める作品になりました!楽しんでいただければ私はそれだけで十分です。ぜひ頭をからっぽにして、モフモフしたものが大好きな方も、そうでない方も、楽しんでいただければ嬉しいです!
また、いつも読んでくださっている皆様。毎度コメントをくださって、本当に感謝しかございません。コメント欲しさに更新をしているというのが、私のスタンスです。これからもどうぞ御贔屓にしていただけると、本当に嬉しいです!
受賞作品についてのコメント、ありがとうございました! 続いては小説の書き方についてのインタビューです♪

――――本作はジャンルとしては異世界恋愛の溺愛系ですが、ドロドロしていないのも魅力の一つですよね。
「読者の皆さんにとって楽しいものを届けたい」という気持ちが根底にあります。
もちろんメリーバッドエンド(読者の解釈で幸福と不幸か変わるような物語の結末)が好きだという方もいると思うのですが、私としては「どうしても物語ぐらいはハッピーエンドでいてほしい」と思っていて。
だからこそ、読んでいて楽しい気持ちになれるものを書きたいです。
――――明。先生は、どのような環境で執筆されることが多いですか?
隙間時間を活用して、自分のタイミングで少しずつ書いています。電車に乗っているときとか、昼休みとか。
ある日、ストーリーが思いついてすぐスーパーの片隅で書き始めちゃったことがあって。しばらくその場に立って書いていたら、親に目撃されて「何してんの」ってちょっと怒られちゃいました(笑)
ずっと集中して書いていたら疲れちゃいますし、長く書き続けていくためにも、書くこと自体を楽しむのが一番なんじゃないかなと思っています。
――――執筆に詰まっちゃった時は、どう対処されるんでしょうか?
「もうちょっと書けば、楽しいシーンに辿り着くから頑張れ!」と自分を鼓舞します(笑)
書きたいところっていうのが点々とあるんですよね。例えば断罪のシーンだったり、子どもたちとワチャワチャしているシーンだったり。
その書きたいところを目指しつつ、読者さんのコメントからモチベーションをもらって、頑張って書き進めますね。
――――先生は、詰まったときも「楽しい」を中心に置かれているんですね。
だって、楽しいものを楽しく書いているときの早さってやっぱ段違いじゃないですか。
最近になって、「書きたいものは、書きたいようにしか書けないんだな」ってことが分かったんです。だからこそ自分自身が物語を楽しみながら、お話を書いています。
――――連載時に大切にしていたことはありますか?
とある作家さんの話から聞いた話なのですが、「とにかく継続していくこと」「コメント書いてくれる読者さんを大事にすること」が一番肝心だと。
書いている側としてはやっぱり反応をいただけることが一番嬉しいので、感想をいただけると続けようという気持ちになれますね。感想をくれる方のために書いていると思います。
もちろん書籍化はされると嬉しいんですけど、正直なにが売れるとかは分からないので、そこを狙うのは難しいと思っていて。だからあまり意識しないようにしています。
――――『小説家になろう』のポイントを上げていくうえで、工夫をされていることってありますか?
キーワード設定は工夫をしていると思います。やっぱり検索から入ってきてくださる読者さんが多いと思うので。
例えば「女主人公」「獣人」「異世界転生」など、探すときにおそらく使うであろうキーワードを考えますね。
――――タイトルもそうですか?
いえ、最初は物語がどうなっていくのかわからないこともあって、タイトルは適当につけています(笑)
プロットを書かないでスタートしているので、タイトルとそぐわなくなるときがあって、そういうときには変更します。
――――ほかに『小説家になろう』を連載するうえで、注意されていることはありますか?
閲覧数が伸びなかったときとかは早めに切り上げることがありますね。短めにまとめちゃったりだとか。
閲覧数があんまり伸びないなということは、読者の皆さんも、あんまり読みたくないのかなと思って。
――――本当に、読者さんの反応を大切にされているんですね! 文体で意識されていることはありますか?
読みやすいように、会話文に気を使っていますね。「」のあとは必ず1行空けるとか。
また、会話をしているのが誰だか、わかりやすいように口調を工夫しています。口調だけでは誰だかわからない場合には、地の文でわかるように書き足しています。
それから2~3行ぐらい会話文が続いたら、地の文で動きを挟んだりするようにしています。会話文が続いてしまうと読みづらくなってしまうので、その点は読者さんからも褒めて頂いたことがありますね。
――――執筆時にも、読者さんへのホスピタリティを忘れないんですね。
そうですね、かなり意識しています。ほかにも文量的にサラっと読めるほうがいいかなと、1日2000字をノルマにしています。
それから、なるべく1話で完結するようにしていて、気になるところや中途半端なところで切らないようにしています。
――――あえて気になるところで切る!という著者さんもいらっしゃるのですが、いろいろなノウハウがありますね。
そうですね。ストーリー的に2000字で切りのいいところまでいけなかったときには文量が増えるときもあって、気になるとこで切らざるを得ないときもあります。
そういうとき、私の場合は「ごめんね、早めにあげるね」とコメントを残したりしています。
――――やっぱり、ホスピタリティがすごいです…! では最後に、ネット小説大賞に一言お願いします!
ネトコンは、大きなお祭りだと思っています! 毎年開催されて、しかも丁寧な感想も書いてもらえて感謝しかないです。盛り上がっている他の作家さんや読者さんを見ていると、私もすごく楽しいです。
どの作品が受賞するのか、どの企画の抽選に当たるかは、誰にも予想がつかないものだと思ってます。
開催されることに、喜びと感謝を……っていう感じですね!
明。先生、インタビューをありがとうございました!
『異世界トリップしたので可愛い獣人を全力で愛でることにしました。』を、ぜひチェックしてみてください!
▶感想サービスでは、「ネトコン11感想」のキーワードでご応募いただいた作品のなかから抽選で約1000~2000作品を対象に、運営スタッフの感想をプレゼントしています。
▶週に1~2回のペースでお届けしており、12月頃まで継続予定です。感想サービスをご希望の方は、一次選考・二次選考後もキーワードを付けたままお待ちいただけますと幸いです。
引き続き、ネット小説大賞では皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
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| 剣の守人 | なめなめ |
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| 【完結済】メリアの休日 ~記憶喪失の王女様は、父親の仇と王都を遊びまわり恋をしてしまう!?~【異世界ミステリー版「ローマの休日」】 | 大和 紫月 |
| 【完結】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~ | くーねるでぶる(戒め) |
| しあわせウサギは宙を跳ぶ | 宇野サキ |
| 青い青年は養護教諭を攻略したい | にわ冬莉 |
| 退魔師ユキちゃんはふたりでひとり! -激突! 退魔道 vs 滅魔道!- | 桜エルフ |
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| 半人前の死神達 | 凛々サイ |
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| 橋を渡るには ―少女の幽霊と藁人形、その先から帰れない中年リーマンの選択― | 拙草D |
| 幽霊さんが乗っています〜Ghost in Car〜 | いちどめし |
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