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第1弾&第2弾短編企画賞 最終選考通過作品発表!!

 

文字媒体の可能性の幅を広げるべく、第8回コンテスト企画として開催された「短編企画賞」
第1弾は、チャット小説アプリpeepを運営するtaskeyの協賛のもと、peepへの掲載を賞品としたチャットノベルコンテストを、
第2弾は「年末年始も楽しく書こう!」をテーマとしたお楽しみ企画としての短編コンテストを開催いたしました。
合計1000作品を越えるたくさんのご応募、誠にありがとうございます。
審査の結果、次の以下の作品が入賞となりました!

 

 

 


 

第1弾短編企画賞(チャット小説アプリpeep)

応募作品数:870作品

グランプリ
 賞金10万円+ボイスノベル化(音声コンテンツ) or シネマ小説化

該当作品無し

準グランプリ
 賞金3万円+peep連載

親友が異世界召喚からのTS勇者で魔王倒して帰って来たけど体が女のままだから恋愛対象どっちにするか迷ってるらしいが知った事じゃねぇ!

monaka

 

選評

 

最初から最後まで作品に勢いがあり、最後までノンストップで読ませるパワーもある作品。

作品のタイトルが内容の全てを物語っていますが、何よりもキャラクターの魅力で作品を読ませているというのがとても良いです。

キャラクターの特徴を説明ではなく、それぞれエピソードとして書いているところが物語作りの基本を守っていて、

この作品を読みやすい作品として成立させています。

 

peep奨励賞
 賞金1万円

異世界転生したら素敵な彼氏が出来ました!――ただし彼の周囲でよく人が死にます――

28号

 

総評:peep編集部

 

初の開催となります「短編企画賞」にて、多数の作品をご応募いただきまして誠にありがとうございます。

今回の受賞作品は準グランプリ1作品奨励賞1作品を選出いたしました。

受賞した作品につきましては、作品のアイデアに加え、キャラクターエピソードを色濃く書いていけば魅力的な作品になるであろうという考えがあっての選出となりました。

昨今のジャンルの多様化に加え、アイデアも豊富な作品が集まったという印象です。

ただ、応募作品全体に言えることなのですが、前提となる世界観の理解度を読者に委ねている作品が多数見受けられました。

短編ということで、世界観を書き表すのに皆さん苦労しているのかなという印象を受けましたが、

中でも「ファンタジー」での定番やお約束事を読者が理解しているという前提で物語を書いている方が多く、

自身の手で書かれている物語であるにも関わらず、

キャラクターや世界観をエピソード化せずにお話が進行してしまう作品が多かった印象です。

「ネット小説大賞」の一部門として「短編企画賞」があるため、ファンタジー作品にその傾向があるのかもしれませんが、

それらはジャンルが違うものであっても同じです。

それは物語の導入部分にも関係してきますし、キャラクターの見せ方にも影響してくるものです。

また、状況を説明する文章を詳しく書いても、それがキャラクターに関係のあるエピソードとしてまとめられていなければ、

途端に読者の興味は薄れてしまいます。

「peep」というアプリで物語を読んでもらう特性上、如何に早い段階で読者の心を掴めるかということも重要視しております。

何よりも、キャラクターの魅力を出すために、どんなストーリーがふさわしいかという前提のもと、

どのようなエピソードであればその魅力を読者へ伝えられるかということを意識して書いていただければ、

作品の売りも分かりやすくなり、読者の支持を得られる作品になることと思います。

一次選考通過作品はこちら

第1弾短編企画賞 一次選考通過作品発表


 

短編企画賞第2弾(冬がテーマのコンテスト)

応募作品数:146作品

グランプリ
応援イラストプレゼント+一太郎2020

初雪の呪い

七尾 ぬこ

 

― 選評 ―

 

タイトルの通り、毎年初雪に訪れる「呪い」。

この呪いは悲しくもあり、でもどこか懐かしくて嬉さもある、少し複雑な呪いだと感じました。

彼女たちには長い思い出があるが、読者には数分の出来事です。

しかし、彼女の思いの強さは、初めの「5年」という期間に込められています。

会うことも、そして結ばれることも決して無いと分かっていても、
長い期間守り続けられている「初雪の呪い」は、読者の心にも強く印象付けるものだと強く感じました。

グランプリの理由といたしましては、
この世界の続きが読みたいと1番感じたからです。

 

準グランプリ
 応援イラストプレゼント+Fire HD 10タブレット(10インチHDディスプレイ) 32GB – Alexa搭載

はるまち

せりざわユウ

 

― 選評 ―

 

タイトルからは伝わらない、この町での「冬の意味」

その意味を知った時「寒さ」を感じ、そして「温かさ」を感じました。

正直、選評では詳しく書かない方が良いと思う程、読んで感じて欲しい物語です。

とても短い物語の中で、この世界観を読者にうまく伝えられたのは、とても素晴らしく思います。

 

受賞
 応援イラストプレゼント

猫の目で見る世界

灰羽アリス

 

― 選評 ―

 

冬を『テーマ』としたお話を募集したにもかかわらず、
14話中の3話目からもう冬ではなくなっていました。

正直、審査を進めて大丈夫だろうか?とも思いましたが、
物語が進むにつれ、キャラクターの「状況」や「思い」などが読者の心にどんどんと入っていき、
最後に佐野が見た「冬の景色」が、より美しく、より鮮明に伝わってきました。

1番見せたい景色を強く印象付ける物語の構成で、とても心に残る作品でした。

 

受賞
 応援イラストプレゼント

水の上の国 ―ファンタジア―

河野章

 

― 選評 ―

 

登場人物は王と老人の2人。
名前の表記も無く、王はただ老人がいつ死ぬかを確認する毎日。
理由がはっきりとしないお話に、少し寒さを感じていきました

お話の結末は3章から少しずつ感じ取れて行きます。

結末を知った老人は、王を「弱く優しい王」と感じていましたが、
いつでも確認が取れる場所に置き、他の候補を見つけない王の行動をみて、

「本当にそうなのだろうか?」という思いが出てきました。

登場人物の名前が無いことにより、感情移入が難しく、色々な考えが生まれてくる。
そんなひんやりとした感覚が読み終えた後にも長く続き、最後まで印象に残る作品でありました。

 

奨励賞
 図書カードネットギフト1320円分

オイラはブラックサンタクロース〜聖夜の黒い悪戯坊や〜はなまる

ぼくの願いをかなえてくださいアンリ

そこに彼女の愛はない。しかし誰かの愛はある。篠原 皐月 

総評:ネット小説大賞運営

 

突発的に開催した「冬」をテーマにした短編企画賞にも関わらず、
素敵な物語をご応募いただき、本当にありがとうございました。

読ませていただいた率直な感想といたしましては、
色々な冬の景色を見せてくれた。という感想が出てきます。

「クリスマス」「お正月」「雪」などは、開催時期的にもある物だとは思うのですが、
その他にも、見て感じて伝わる「氷の魔法」「恐怖体験+冬の寒さ」や物に焦点をあてた「バレンタイン」や「手袋の温かさ」など
色々なアイディアを見させていただき、とても楽しく選考が行えました。ありがとうございます。

さて、今回の選考で注目した箇所といたしましては、「冬」を強く感じさせてくれた作品となります。
お話としての面白さに加え、短い文章の中により冬をイメージできた作品を重点的に評価させていただきました。

短編企画賞第2弾は『書くことを楽しもう!』を趣旨とした企画となります。
「ふと浮かんだアイディア」を、「昔から思っていたアイディア」を、「
短編小説」としてぶつけていただき、
書くことに楽しさを感じてていただけていたら、とても嬉しいです。

最後になりますが、

次回も多分開催する予定です!
テーマは変更となるかと思いますが、ぜひまた素敵な物語をお待ちしております。

 

なお、短編企画賞の開催を記念して行われたフォロー&リツイートキャンペーンにつきましても、
近日中に順次当選のご連絡を行って参ります。
恐れ入りますがもう少々お待ちくださいませ。

今後ともネット小説大賞をどうぞよろしくお願いいたします。

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