受賞者インタビュー

受賞者インタビュー第2回グランプリ「紫炎」先生

第ニ回「なろうコン」グランプリ受賞者「紫炎」先生のインタビューです。

グランプリ受賞おめでとうございます。

ありがとうございます。

紫炎先生を御存じない方もいらっしゃると思いますので、簡単な自己紹介をお願いいたします。

小説家になろうでまのわを始め、いくつかの小説を投稿させてもらっています。現在はこのライトノベルがすごい!文庫さまからまのわを出版していただき、ライトノベル作家の肩書きもいただきました。

グランプリの話を聞いた時はどういった気持ちでしたか?

おお(感嘆の声)。

そもそも今回、なろうコンに応募されたきっかけはなんだったでしょうか?

応募方法が簡単だったことが一番の理由です。  
まのわは元々書籍化を目標にしていたわけではありませんし、日課に近い形で書き続けて完走できればなーと考えて書いてました。まさかグランプリに選ばれて書籍化することになるとは去年の俺は夢にも思っていませんでした。

小説を書き始めたのはいつ頃からでしょうか?

二次創作系のものは10年以上前からですが途中でWEBコミックを描いてまして、オリジナルの小説を書き始めたのはここ2~3年というところです。

受賞作『まのわ』は500話以上、ほぼ毎日連載されていますが、毎日連載を続けるコツのようなものはあるでしょうか?

途切れさせないようにまずは自分自身のモチベーションを落とさない環境作りを意識していました。そのための下地としてまのわは書きやすいストレスフリーのお気楽ファンタジーで考えています。
目標もとりあえずは短期、中期、長期で持たせて何を書いていいのか分からないような状況を作らないようにも心掛けていました。

グランプリを受賞して何か変わったことはありましたか?

本屋に自分の本が置いてあるかどうかが気になるようになりました。

受賞後の改稿作業の感想を教えてください。普段執筆する際と何か違いはありましたか?

改稿と追加作業自体はそれほどいつも書いているのと違いはありませんでしたが、本にするために色々と直さなきゃいけない部分もあったのでそこらへんの直しには苦労した記憶があります。
それとページに余裕があればもっと新規の内容も書きたかったのですが一巻は内容が結構ツメツメだったので、次巻以降はもう少し書籍版ならではの新しい内容も盛り込んでいきたいと思いました。

なろうの作品、商業作品問わず、お勧めの作品があれば教えてください。

なろう作品ではJ/53。現代異能ものの長期連載作品で毎日更新されております。
ライトノベルだと林トモアキ先生のマスラヲとレイセン。主人公のヒデオが大好きです。年一で発売されている天地無用GXPも楽しみにしてます。

漫画だとがぁさん先生のだいらんどが物語の作り方が秀逸なので見かけたら読んでみることをおすすめします。
他には犬狼伝説、野望の王国、椿いずみ先生の作品全部。ここ数年内だとボールルームへようこそや凍牌も面白かったです。

それと最近ではマーベルコミックスのスペリオルスパイダーマンなどにも感銘を受けて、こんな話が作れないかなーと考えてるところです。ダークヒーローかつマッドサイエンティストなスパイディが本当にカッコいいのです。日本未発売ですが電子書籍などで購入は出来ます。

アメコミ繋がりだとワールドウォーハルクとバットマン:ダークナイトリターンズも名作。こちらも時々読み返しては感動してます。ダークナイトリターンズはアニメの出来もいいんですが、映画は注目されてもこっちはなかなか話題に上がらないのが悲しいので機会があれば見てみて欲しいですね。
あと、映画は処刑人が大好きです。マクナマス兄弟も好きだけどやっぱりロッコがサイコー。

ちょっと書き過ぎた気もしますが、まのわを書く上でもこれらが血肉となっている感じです。特に野望の王国のリアクションと椿いずみ先生の作品のキャラクターの性格のかわいらしさは書く上での目標になってます。あとセクシーポーザーの元祖は野望の王国の某人です。想像できてしまった人はがっくりとしていることでしょう。
まあ、こんなところで。

第二回グランプリ受賞者として、第三回に挑まれる方にアドバイスをお願いします。

小説家になろうで書く場合は基本的にペースは個人の裁量になりますし、好きなように書けることが魅力でもあります。ただ、書籍化する場合には一巻一巻が区切りとなるわけです。そこらへんが審査基準となっているかは分かりませんが、書籍化した場合を踏まえての展開の流れを意識して書いてみると後々楽になるんじゃないかなと思います。
入賞目指して頑張ってください。

最後に一言お願いします。

なんだかんだと本も出てまのわも小説家になろうで継続して書き続けられていますし、ここ最近はとても充実しています。ありがたいことです。

ありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。

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