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【明。先生】受賞者インタビュー『異世界トリップしたので可愛い獣人を全力で愛でることにしました。』|作品の見どころ・小説の書き方

(C)明。 ・ハルヒマチ/Amazia

 

第10回ネット小説大賞において『異世界トリップしたので可愛い獣人を全力で愛でることにしました。』で受賞となった明。先生に独占インタビューを敢行!

前半では『受賞作の見どころ』を、後半では『小説を書くときのコツ』などを伺いました!
ぜひ最後まで読んでみてください♪

    

受賞作品のご紹介

25歳の独身会社員・芹沢雪花は、仕事をして家に帰ってきたつもりがなぜか森にいた。さらには子供の姿に戻ってしまい、ここは元いた場所ではないファンタジー世界だと把握した雪花。しばらくすると、顔は怖いがモフモフの尻尾と耳を携える、獣人のおじさん騎士が雪花を守りにやってきて……。異世界を舞台に、2人のラブコメ珍道中が展開される。

マンガBANG!『異世界トリップしたので可愛い獣人を全力で愛でることにしました。』

 

 

 

 

――――ネット小説大賞に応募した理由を教えてください。

明。先生

『小説家になろう』の中で一番大きなコンテストだったので、書き始めた時期から毎年応募していました。

受賞を知ったときには「え!」と本当にビックリしましたね(笑) 運試しのようなつもりで応募していたので、宝くじに当たったような感覚でした。

 

 

―――――――まずどなたにご報告されましたか?

明。先生

家族に報告しました! でも家族はネット小説をまったく読まないこともあって、よく分からなかったのか「あーうん、良かったね」という感じで(笑) 反応が薄かったですね~。

初めて書籍化したのはKADOKAWAさんからだったんですけど、そのときは「大丈夫?騙されてない?」ってけっこう本気で詐欺を心配されて。本当にどうしようかと思ったくらいでした(笑)

今回は2回目なので、そういう意味ではあっさり受け入れて貰えましたね。

 

 

――――本作は導入からインパクトが強いですね! 異世界転生したヒロインが、初っ端からいきなり獣人のおじさんに全裸土下座されるという(笑) もふもふの要素もあって癒しと笑いがありますね。

明。先生

本作を書き始めた当時、モフモフした獣人がメインで登場する女性主人公の作品があんまりなかったんですよ。男性モノは多いけど女性モノが少なくて。

それで自分が好きなジャンルを読み尽くしちゃったから「自分で書いてみよう!」という気持ちで書きはじめた物語です。

ほかにも『美醜逆転』『逆ハーレム』だったりってあんまりないから試しにやってみて、いつの間にか今のかたちになりましたね(笑) 

 

 

――――今回の作品ですが、作品を読み進めるにつれて物語のスケールが大きくなっていきますね。プロットは丁寧に作られていたんですか?

明。先生

実はプロットは、あんまりちゃんと書いてないです(笑) そのときに思いついたことを、パズルのピースみたいに組み立てて1話ずつ書いていくようなイメージです。

スケールが大きくなっていったのも、話の展開上「これは1人の力じゃどうにもならないな」と思ったので、「世間を変えていこう」というような話の流れになっていきましたね。

 

――――その時々で考えられていくスタイルなんですね。最初からかなり作り込まれているのかと思っていましたので、ちょっと意外でした!

明。先生

こういう書き方をしていると、読者さんに矛盾を指摘していただいて、慌てて修正する!……みたいなことも多々あります()

一番やらかしたエピソードだと、別作品で「あれ、そのキャラは前に死んだって作中で書いてませんでした?」って読者さんに言われて() それくらい酷いですね、私は……。

 

 

――――それは焦るけど笑っちゃうエピソードですね! (笑) 本作のヒロインが大好きなのですが、口調が軽快で今っぽくて、なろうには少し珍しいながらも読者としても読みやすかったです。

明。先生

そうですね、最初の頃はあまりヒロインの設定って作り込んでなくて。

今まで書いてきたキャラクターと差異をもたせようと思って、今回のヒロインはなるべく自然に、素で喋っているような個性にしました。

 

 

――――そんな元気いっぱいなヒロイン、コミカライズ版のめちゃくちゃ可愛いですよね! 先生から始めてコミック版を見たときの感想を教えてください。

明。先生

やはり漫画になると、文章だけの状態より情報が明確化されるなと思います。
個人的にコレは見て欲しい!と思うのはサズドマでしょうか。イメージぴったりなのでぜひとも見ていただきたいですね。
ハルヒマチ先生の絵もさることながら、テンポが良いのでとても楽しめるかと!

 

 

――――それではこれから本作を読む方に向けて、メッセージをお願いします!

明。先生

とにかく頭を空っぽにして軽い気持ちで読める作品になりました!楽しんでいただければ私はそれだけで十分です。ぜひ頭をからっぽにして、モフモフしたものが大好きな方も、そうでない方も、楽しんでいただければ嬉しいです!

また、いつも読んでくださっている皆様。毎度コメントをくださって、本当に感謝しかございません。コメント欲しさに更新をしているというのが、私のスタンスです。これからもどうぞ御贔屓にしていただけると、本当に嬉しいです!

 

受賞作品についてのコメント、ありがとうございました! 続いては小説の書き方についてのインタビューです♪

 


 

 

――――本作はジャンルとしては異世界恋愛の溺愛系ですが、ドロドロしていないのも魅力の一つですよね。

明。先生

「読者の皆さんにとって楽しいものを届けたい」という気持ちが根底にあります。

もちろんメリーバッドエンド(読者の解釈で幸福と不幸か変わるような物語の結末)が好きだという方もいると思うのですが、私としては「どうしても物語ぐらいはハッピーエンドでいてほしい」と思っていて。

だからこそ、読んでいて楽しい気持ちになれるものを書きたいです。

 

 

――――明。先生は、どのような環境で執筆されることが多いですか?

明。先生

隙間時間を活用して、自分のタイミングで少しずつ書いています。電車に乗っているときとか、昼休みとか。

ある日、ストーリーが思いついてすぐスーパーの片隅で書き始めちゃったことがあって。しばらくその場に立って書いていたら、親に目撃されて「何してんの」ってちょっと怒られちゃいました(笑)

ずっと集中して書いていたら疲れちゃいますし、長く書き続けていくためにも、書くこと自体を楽しむのが一番なんじゃないかなと思っています。

 

 

――――執筆に詰まっちゃった時は、どう対処されるんでしょうか?

明。先生

「もうちょっと書けば、楽しいシーンに辿り着くから頑張れ!」と自分を鼓舞します(笑)

書きたいところっていうのが点々とあるんですよね。例えば断罪のシーンだったり、子どもたちとワチャワチャしているシーンだったり。

その書きたいところを目指しつつ、読者さんのコメントからモチベーションをもらって、頑張って書き進めますね。

 

 

――――先生は、詰まったときも「楽しい」を中心に置かれているんですね。

明。先生

だって、楽しいものを楽しく書いているときの早さってやっぱ段違いじゃないですか。

最近になって、「書きたいものは、書きたいようにしか書けないんだな」ってことが分かったんです。だからこそ自分自身が物語を楽しみながら、お話を書いています。

 

――――連載時に大切にしていたことはありますか?

明。先生

とある作家さんの話から聞いた話なのですが、「とにかく継続していくこと」「コメント書いてくれる読者さんを大事にすること」が一番肝心だと。

書いている側としてはやっぱり反応をいただけることが一番嬉しいので、感想をいただけると続けようという気持ちになれますね。感想をくれる方のために書いていると思います。

もちろん書籍化はされると嬉しいんですけど、正直なにが売れるとかは分からないので、そこを狙うのは難しいと思っていて。だからあまり意識しないようにしています。

 

 

――――『小説家になろう』のポイントを上げていくうえで、工夫をされていることってありますか?

明。先生

キーワード設定は工夫をしていると思います。やっぱり検索から入ってきてくださる読者さんが多いと思うので。

例えば「女主人公」「獣人」「異世界転生」など、探すときにおそらく使うであろうキーワードを考えますね。

 

――――タイトルもそうですか?

明。先生

いえ、最初は物語がどうなっていくのかわからないこともあって、タイトルは適当につけています(笑)

プロットを書かないでスタートしているので、タイトルとそぐわなくなるときがあって、そういうときには変更します。

 

――――ほかに『小説家になろう』を連載するうえで、注意されていることはありますか?

明。先生

閲覧数が伸びなかったときとかは早めに切り上げることがありますね。短めにまとめちゃったりだとか。

閲覧数があんまり伸びないなということは、読者の皆さんも、あんまり読みたくないのかなと思って。

 

 

――――本当に、読者さんの反応を大切にされているんですね! 文体で意識されていることはありますか?

明。先生

読みやすいように、会話文に気を使っていますね。「」のあとは必ず1行空けるとか。

また、会話をしているのが誰だか、わかりやすいように口調を工夫しています。口調だけでは誰だかわからない場合には、地の文でわかるように書き足しています。

それから2~3行ぐらい会話文が続いたら、地の文で動きを挟んだりするようにしています。会話文が続いてしまうと読みづらくなってしまうので、その点は読者さんからも褒めて頂いたことがありますね。

 

 

――――執筆時にも、読者さんへのホスピタリティを忘れないんですね。

明。先生

そうですね、かなり意識しています。ほかにも文量的にサラっと読めるほうがいいかなと、1日2000字をノルマにしています。

それから、なるべく1話で完結するようにしていて、気になるところや中途半端なところで切らないようにしています。

 

――――あえて気になるところで切る!という著者さんもいらっしゃるのですが、いろいろなノウハウがありますね。

明。先生

そうですね。ストーリー的に2000字で切りのいいところまでいけなかったときには文量が増えるときもあって、気になるとこで切らざるを得ないときもあります。

そういうとき、私の場合は「ごめんね、早めにあげるね」とコメントを残したりしています。

 

――――やっぱり、ホスピタリティがすごいです…! では最後に、ネット小説大賞に一言お願いします!

明。先生

ネトコンは、大きなお祭りだと思っています! 毎年開催されて、しかも丁寧な感想も書いてもらえて感謝しかないです。盛り上がっている他の作家さんや読者さんを見ていると、私もすごく楽しいです。

どの作品が受賞するのか、どの企画の抽選に当たるかは、誰にも予想がつかないものだと思ってます。
開催されることに、喜びと感謝を……っていう感じですね!

 

明。先生、インタビューをありがとうございました!

『異世界トリップしたので可愛い獣人を全力で愛でることにしました。』を、ぜひチェックしてみてください!

 

 

 

 

    

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