ありがとうございます！　一次通過したら凄いなという程度に考えていたので、受賞と知った時には「大変なことになった……怖い……！」と思いましたし、今でもそう思っています（笑）。

昨年、小説家になろうに登録した際に初めて詳細を知り、楽しそうなので混じってみようかと思って応募しました。
とりあえずコンテスト企画の感想サービスと、応援イラストプレゼントが当たるまでは応募してみようと思っていましたね。

感想サービスは、別のSF小説の方にいただきました！　ありがとうございました。
気持ちが折れて削除しようかと思っていた矢先に感想をいただいたので、何とか続きに繋げることができました。

１話は、数年前に別サイトの短編コンテスト用に書いたものでした。事故物件に引っ越してきた住人が、動画投稿サイトにアップするため心霊現象を撮ろうと奮闘するお話ですね。

事故物件が話題になり始めた頃だったので、題材にして書いてみようかと思ったのがきっかけです。
当時はホラー寄りのローファンタジー短編をいくつか書いていたので、面白そうな題材の一つという感じでしたね。

舞台が現代日本で、日常的なお話、かつ主人公がごく普通の人という設定で物語を書くのは、実は物凄く苦手なのですが……。そういったジャンルで短編の連載を書ける作家さんや漫画家さんに憧れていたこともあって、この話で連作短編に挑戦してみようと思いました。

今のところ、モデルはありません。変な所から着想を得て書くことが多いです（笑）。

例えば２話は、だいぶ以前に首吊り用のロープをモチーフにした海外のジョークグッズをネットで見たことがあり、そこから発想が浮かびました。４話は、「事故物件の隣に住むって、どんな感じだろう」という素朴な疑問から。

その他にも、定番の怪談や都市伝説をコメディにしてしまえという視点から執筆したお話もあります。

華沢 空の魅力は、住人が動揺していようが腰を抜かしてようが冷静なところかなと思っています。彼が冷静すぎて、かえってコメディになっているというか。

幽霊絡みのトラブルを、霊能力ではなく業務の延長線上として解決しているところが見どころだと思います！

香南子は、無敵のド天然ですね（笑）。　幽霊に危険な目に遭わされている回すらあるのに、本人は本気でズレた解釈をして「幽霊なんている訳ないじゃないですかあ」と言い切ってしまっているところとか。

元々は「心霊現象が怖い方は、こんな風に解釈したら良いのでは？」という提案みたいなつもりのキャラクターでした。

照れて中々聞けませんでした。自分の文章を他の方の声で聞くというのは、かなり照れます……（笑）。

香南子の声が可愛くてイメージ通りでした。ブランドの口紅で書いた殴り書きを見て、「勿体ない」と言う口調が特に可愛いと思いました。

そうですね。あとは、１話のNABATAN（青天目 海）と、４話目の涼平がやはりイメージ通りの声だったのに驚きました！

キャラクターによって声や話し方を変えてくださっているところが、声優さんって凄いなと思いました。
　

サンプルをいただいた日がちょうど誕生日だったもので、今までの人生で一番凄い誕生日プレゼントではと思いました。

ホラー要素はありますが、怖さに重きを置いた小説ではないので、夜中でも気軽に聞いて楽しめる作品ではないかと思っています。

オーディオブックは、朗読をしてくださった結木梢さんが、何役ものキャラクターを見事に演じてくださっているので、そこだけでも聞く価値があると思いました！

ぜひ楽しんでいただけると嬉しいです。