ネット小説大賞10回目の新企画として始動したオーディオブック賞。
受賞となった路明さんの「事故物件不動産」がオーディオブックになるまでの
気になる制作の裏側にコンテスト広報担当が密着する連載、第2回!
某日。都内某所にて、「事故物件不動産」の朗読収録が行われました!
朗読はアニメ「であいもん」で主役の雪平一果役を演じた声優の結木梢さん。
事務所:リマックス 神奈川県出身
アニメ「であいもん」(雪平一果)、「魔法科高校の優等生」(平河小春)「レゴフレンズ」(リズ)、「ソラとウミのアイダ」(伊邪那美命)
ゲーム「ぷよぷよ!!クエスト」(ディーナ、フィンレイ)、「モンスターストライク」(デイモス)
他多数
趣味:ホラー・サメ映画鑑賞、野良猫と遊ぶ
資格:日本漢字能力検定準二級,実用英語技能検定3級
特技:フラフープ、どこでも寝られる
今回は演出・ディレクターも兼任しているオーディオブック担当にお願いして、指示を出すコントロールルームをこっそりと見学させてもらいました!
通常は関係者を集めて収録を行うらしいのですが、コロナ情勢を鑑みて、
ディレクターとスタジオにいる結木さんをオンラインで繋ぎ
リモート収録という特殊な方法で収録は行われました。
とはいえ、生で収録を見るのは私も初めてなのでドキドキです。
―――お邪魔しまーす……。
収録中は静かに、ということでそっと入ります。
お昼を過ぎてからの見学という事で既に収録は中盤のようです。
「あいつ、殺すううう! 呪い殺してやるううう!」
わあ。怪談があまり得意とは言えない広報としては、一番入っちゃいけないタイミングで入っちゃったような気がします……汗
その直後、香南子というキャラクラーの可愛い声にガラっと変化。
こんなにキャラクターの切り替えがポンポンできちゃうんですね!感動します!
収録して、ディレクターが何カ所か修正したいところを伝えて調整してもらってますね。
指定通りすぐ対応できる役者さん、すごい……!
あっという間に次へ次へと進んでいきます。
『であいもん』に登場する、可愛い女の子の一果ちゃんで印象付けた結木さんですが、
収録では落ち着いた大人の女性や青年等、幅の広い演技を見せて頂きました。
収録も終わったので少しディレクターに質問してみようと思います。
―――ディレクター、収録お疲れ様でした! 活躍されている声優さんはやはり凄いですね。
収録現場もテレビで見たことはありますが、本当にこんなことをやってるんだなーと。
―――予定より1時間近く早く終わったみたいですが、通常こういう物なんですか?
役者さんそれぞれの読むスピードやリテイク回数、その日の体調で変わってきます。
今回は修正対応込みで5時間くらいの物量だったのでスタジオはその分押さえてましたが、
結木さんのキャラ感が良かったのでこちらからのリテイク指示も少なく早く終わりました。
―――そうなんですね! 収録でディレクションをするとき、難しいポイントってありますか?
役者さんの演技を聴きながら、現場で前後のつながりなどを判断していく難しさがあります。
―――録り漏らしがあったりすると、後で直しようがないってことですか?
―――なるほど。それは緊張感のあるお仕事ですね。今回の聴き所はどこでしょうか?
結木さんを候補に上げさせて頂いた際に、「香南子のイメージぴったり」という著者さんから教えていただいたので。
―――あ、ちょうど私が聞いたシーンですね! 怖かったですが……(笑)。
―――ありがとうございました! 次は『事故物件不動産』の著者・路明さんへのインタビュー記事を掲載します。