トピックス記事

オーディオブック賞の担当者を直撃! 選考の裏側は?|『事故物件不動産』特別企画【1】

 

 

ネット小説大賞10回目の新企画として始動したオーディオブック賞。
受賞となった路明さんの「事故物件不動産」がオーディオブックになるまでの
気になる制作の裏側にコンテスト広報担当が密着します。

 

 

――――今回はオーディオブックの制作について、社内の制作部からコンテスト運営チームに来ていただいた現担当者さんにお話を伺います!
よろしくお願いします。

オーディオブック担当

はい、よろしくお願いします!

 

――――早速ですが、作品選びはどのように決められたのでしょうか?

オーディオブック担当

短編・短編集を中心に検討しました。
今回は書籍化ではなく音源化ですので、オーディオブックになったときに1話20分程度で完結するものが望ましいと思いました。

 

――――20分程度なのはどうしてですか?

オーディオブック担当

 

経験上、本や映画などの視覚情報とは違って、音だけの情報の詳細を記憶できるのは20分程度分かなと。
長編の伏線を聞き流しながら覚えておくのは難しいだろうし、受賞した作品の良さを活かしたいと思ったんです。

 

――――なるほど、それで短編ベースで選ばれたんですね。

オーディオブック担当

そうですね。最終候補に残った作品はどれも音源にしたときに魅力が出る作品でした。

 

 

――――私も候補作品を読ませて頂いて少しお手伝いしましたが、最終選考まで残ったのはどれも良い作品でした。
ジャンルもいろいろありましたね。

オーディオブック担当

第4回のメディアミックス賞でも音響制作で関わっていたのですが、それはドラマCD付の書籍だったので、ドラマCDのような作り方もいいなと思っていました。

 

――――なるほど、音源化でもいろんな幅がありますね。

オーディオブック担当

そうなんです。そのほかにも、純粋な読み聞かせの朗読など、候補作品に併せていろんな魅力の出し方ができそうだったので、ジャンルもギリギリまで悩みましたね。

 

――――となると、受賞作の決め手はなんだったのでしょうか?

オーディオブック担当

今回のオーディオブックという媒体を考えたとき、やっぱり市場に合った文芸作品の朗読が良いなと。

 

――――たしかにビジネス書や自己啓発本、文芸作品が多い市場というイメージがありますね。

オーディオブック担当

そうなんです。そこで、短編の文芸作品のなかでも、作品の世界観を楽しむことができる短編集『事故物件不動産』に決めました。

 

 

 

 

――――受賞作の『事故物件不動産』は、タイトルのとおりホラー作品ですね。
気付かぬうちに張られていた伏線に、後から「あれ?」と気づくとジワリと怖い作品ですよね!

オーディオブック担当

4話ですね! 中身は小説家になろうで読んだり、オーディオブックがリリースされたときにぜひ聞いてみてください。

 

――――リリースはいつごろを予定してますか?

オーディオブック担当

10月上旬予定です!

 

 

――――楽しみにしてますね! ありがとうございました。次回は収録に密着します、お楽しみに!

ページトップへ