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第4話『本山らのとネット小説大賞を読みませんか?』【加茂さんは喋らない 〜隣の席の寡黙少女が無茶するから危なっかしくて放っておけない〜】

     

本記事は新紀元社の運営する情報サイト『パンタポルタ』内『本山らのとファンタジー小説を読みませんか?』とネット小説大賞のコラボレーション連載記事です。
『ネット小説大賞』に応募されている作品の中から、本山らのが興味を持った作品を皆さまにご紹介します。
この記事を読んで色々な小説に興味をもったら是非本山らのとファンタジー小説を読みませんか?も覗いてみて下さい。
きっとお気に入りのファンタジー小説が見つかるはずです。

新紀元社の運営する情報サイト『パンタポルタ』。
ファンタジーが好きな創作者&読者のための知識や情報を配信しています。


筆者紹介:本山らの
「ライトノベルの魅力を発信」するべく活動しているバーチャルYouTuber
おすすめの作品を紹介する動画の投稿や、作家をゲストに招いた生放送などの活動を行っている。
本山らのチャンネル(YouTube)

本日の作品は
『加茂さんは喋らない 〜隣の席の寡黙少女が無茶するから危なっかしくて放っておけない〜』
著:もさ餅

みなさまこんにちは!ラノベ好きバーチャルYouTuberの本山らのです。

第八回ネット小説大賞応募作品から、私が気になった作品をピックアップするこのコラム。

今回は、ラノベ界隈一キャラが濃い、極めて局所的に知名度を誇る「ラノベの王女様」にスコップしていただいた作品の中からご紹介いたします! ……ここをセットにする風潮、なんなんですかね……。

というのはさておき、今回ご紹介するのは…
加茂さんは喋らない 〜隣の席の寡黙少女が無茶するから危なっかしくて放っておけない〜』です。

一言たりとも喋らないヒロインと彼女を放っておけない主人公が段々と仲を深めていくほのぼのコメディ作品です!


あらすじ(小説情報より引用)

高校二年に上がって初の席替えで、俺――赤宮(あかみや)光太(こうた)の隣になったのは加茂(かも)九杉(くすぎ)という女子だった。
彼女とは未だ話したことがなかった俺は、これも何かの縁だと思って会話を試みる。
「よろしく」
「…………(ぐっ!)」
――無言で親指を立てられました。

後に聞いた話によれば、彼女は言葉を一切発しないらしい。
会話はいつも身振り手振りと、必要に応じて手持ちタイプのホワイトボードを使った筆談。
表情はころころ変わるのに、そこに声はない。
しかし、声帯は正常で、単に本人が喋りたくないだけなのだとか。

これはそんな彼女に振り回され、時々振り回し……手探りの距離感で互いに歩み寄っていくお話。

 

どんな内容なの?

ヒロイン・加茂九杉は、声を一切発さずに、身振り手振りとホワイトボードによる筆談だけで人とコミュニケーションを取る女の子。生まれつき声が出ないわけではなく、ある時から一切喋らなくなったとされているが、その理由は仲のいい友人しか知らないという。

しかし、喋らないからといって暗いキャラというわけでもなく……?  こてんと首をかしげたり、こくこく頷いたり、『ありがとうo(≧▽≦)o』といった顔文字付きメッセージをホワイトボードに書いたりと、ボディーランゲージや顔文字を駆使して表情豊かに意思疎通を図ります!

そんな彼女の隣の席を引き当てたのが、赤宮光太。心優しく、家事も得意な「オカン」系男子です。子猫を助けるために遮断機の下りた踏切に飛び込むなどと、向こう見ずなところもある加茂さんのことを放っておけず、なんだかんだで世話を焼いていくことに……!

二人は、体育祭で二人三脚のペアを組んだり、協力して友達の恋を応援したり、というイベントを経て、信頼関係を築いていきます。でも、男友達を作るのが初めてな加茂さんは、赤宮くんをお家に招いたり、相合傘をしたり、風邪をひいた彼をお見舞いにいったりと、まるで女友達にするような、距離が近すぎる接し方をしてしまいます! でも、家事力が高く面倒見のいい赤宮くんサイドも、いつも冷凍食品ばかり食べている加茂さんのお弁当を毎日作ってくることになるなど、とても普通の友達関係じゃないよう!もはやカップルじゃん!と言いたくなるような行動を見せてくるのです……!

そんな、友達以上恋人未満な二人の関係性についた名前は『親友』。ただのクラスメイトから友達に、友達から親友に、と徐々に距離を縮めていく二人の関係の行く末とは……!? 気になりますよね!

 

イチオシポイント

この作品の推しポイントは、加茂さんのかわいさ! まずとにかくこれです! キャラクター描写において根幹をなす「セリフ」が一切無いにもかかわらず、かわいさがばっちり伝わってくる描写が巧みです。どこか小動物っぽさがあって、庇護欲をそそります……!

加茂さんの友達の神薙鈴香ちゃんも、気が強いけど加茂さんに対してだけは過保護なところが尊いです。初登場はぽっと出の赤宮くんに敵意剝き出しだった彼女も後半ではだいぶ丸くなって、二人で加茂さんを守る会みたいになっていてかわいいです。

また、神薙さんと幼馴染であり、かつ赤宮くんの友人でもある石村秀人くんというキャラクターも登場します。彼の初恋の人は神薙さん。しかし、過去に大事な約束を寝坊ですっぽかしてしまっており、せっかく高校で再会したのに二人の仲は最悪の状態……。加茂さんと赤宮くんの奮闘もあり、仲直りした二人。一緒に行った夏祭りで唐突に告白をするなど、急展開を見せ、ドキドキしちゃいました!神薙さんと秀人くんの恋の行方、こちらも注目なのです。複数カップルが成立するラブコメ、わたしの大好物なんですよね~。

夏祭りにプールと、ラブコメの夏の定番イベントもばっちり描写! 夏祭りではみんなとはぐれて加茂さんと赤宮くんの二人きりになってしまったり、プールではカナヅチの加茂さんを守るため二人でくっついてウォータースライダーを滑ったりと、更に距離が縮まるイベントが盛りだくさんでした。なぜ加茂さんは言葉を発さなくなったのか、その謎のヒントとなるような出来事も起こり、これからどうなってしまうのか、解き明かされるのが楽しみです。

喋らないヒロインに興味を持ったあなた! ご一読あれ!

 

今回のまとめ

というわけで、寡黙な女の子と世話焼き男子のラブコメディ、『加茂さんは喋らない 〜隣の席の寡黙少女が無茶するから危なっかしくて放っておけない〜』をご紹介しました!

ちなみに、下の「勝手にレーダーグラフ」のコーナーの『加茂さんのホワイトボー度』などの項目は王女様の作品紹介シートに書いてあったものをパク……引用させていただきました。てへっ。

今回も『本山らのとネット小説大賞を読みませんか?』を読んでくださりありがとうございました!なんと、次回がラストです……!
動画付きの最終回もお楽しみに!

さよならのー!


                                   

【勝手にレーダーグラフ項目説明】

赤宮くんの面倒見の良さ:5

加茂さんのホワイトボー度:5

加茂さんの小動物度:5

加茂さんの顔文字可愛い度:5

加茂さんの擬音が可愛い度:5

二人の親密度:5

 

※次回は3月6日更新の予定です!
お楽しみに!

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