著者 | 石化 |
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イラスト | 乃希 |
工事の最中にご神木の下敷きになって死んだ俺は、神様によって転生させられた。しかし、異世界ではなく縄文時代。しかも杉。ス○イツリーよりも高くならないと人間に戻してもらえないらしい。俺は脆弱な土壌や富士山噴火に苦しみながらも、なんとか200メートルまで大きくなった。だが、戦争(平将門の乱)により火をつけられ、燃え落ちてしまうのだった。目を覚ますと、また縄文時代に戻っていた。神様にいくらなんでも無理ゲーすぎる、と訴えたら、ファンタジー能力を授けてくれた。これならいける。葉っぱを飛ばして経絡秘孔をつき、200度の温度に耐えられる樹皮を手に入れ、可愛い女の子の部下も手に入れた杉。俺はいつしか日本を代表する杉、大和杉と呼ばれるようになっていた。笑撃の転生歴史ファンタジー、開幕!