回復魔法を得た童貞のチーレム異世界転移記
再召喚された勇者は一般人として生きていく?
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです
転生して田舎でスローライフをおくりたい
いずれ不敗の魔法遣い~アカシックレコード・オーバーライト~
異世界駅舎の喫茶店
異世界でアイテムコレクター
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。
異世界の魔法言語がどう見ても日本語だった件
エリィ・ゴールデンと悪戯な転換~ブスでデブでもイケメンエリート~
オークの騎士
尾道茶寮 夜咄堂 おすすめは、お抹茶セット五百円(つくも神付き)
ギルドのお助けマン?
キャラクターメイキングで異世界転生!
最強魔王様の日本グルメ
静かの海 あいいろの夏、うそつきの秋

静かの海 ゆらめきの冬、さよならの春
そのガーゴイルは地上でも危険です~翼を失くした最強ガーゴイルの放浪記~
転生したら剣でした
奴隷商人になったよin異世界



お知らせ

2017/09/22
【速報!】『第6回ネット小説大賞』開催決定!
【速報!】イラストプレゼントの【特賞】書影表紙風イラスト公開!!
2017/09/21
ネット小説大賞受賞作を紹介するwebラジオ『ビブリオンの魔法使い』特設ページ・アーカイブ更新!
今回の紹介作品はなんじゃもんじゃ先生の『チートあるけどまったり暮らしたい』です
2017/09/20
【発売情報】第5回金賞受賞作「チートあるけどまったり暮らしたい のんびり魔道具作ってたいのに」
web限定ショートストーリー公開!!
【発売情報】第5回受賞作「クラスが異世界召喚されたなか俺だけ残ったんですが」発売日&書影公開!!
【発売情報】第4回金賞受賞作「成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです 4」発売日&書影公開!!
2017/09/19
【発売情報】第5回金賞受賞作「元最強の剣士は、異世界魔法に憧れる」発売日&書影公開!!

第五回ネット小説大賞 最終結果発表

グランプリ

  1. 宝島社

    妻を殺してもバレない確率

    ヒロロ


    応援ピックアップ

    • とても独特の視点、新しい切り口のお話だと思います。 短編ながら映画を一本見たような充足感を味わえます。加筆したお話もとても楽しみにしています。

金賞

  1. 宝島社

    俺んちに来た女騎士と
    田舎暮らし
    することになった件

    裂田

    応援ピックアップ

    • 読んだらすぐ次を読みたい作品です。更新日が待ち遠しい!
  2. 宝島社

    チートあるけど
    まったり暮らしたい
    のんびり魔道具
    作ってたいのに

    なんじゃもんじゃ


    応援ピックアップ

    • 受賞おめでとうございます。するっと読めて、続きが気になる作品です。大変なことも多いと思いますが頑張ってください。
  3. 双葉社

    魔王様、リトライ!

    神埼 黒音

    応援ピックアップ

    • 受賞おめでとうございます。今、小説家になろう内において1番楽しみな作品です。これからも応援してます、もちろん小説買わせて頂きます。
  4. GCノベルズ

    元最強の剣士は、
    異世界魔法に憧れる

    紅月シン


    応援ピックアップ

    • 王道を征く、かゆいところに手の届く作品です。こっちはハラハラしっぱなしですが、これからもハラハラさせてください。

コミカライズ賞

  1. 俺んちに来た女騎士と 田舎暮らし することになった件

    裂田


    応援ピックアップ

    • いつも読まさせて頂いております。 大人の恋、素敵です。

メディア賞

  1. 宝島社

    名前のない怪物

    黒椋鳥

    応援ピックアップ

    • 沼のような作品だと思います。ワクワクしながら読み進め、おぞましさにゾクゾクし、浮かび上がる謎に困惑し。気付けば抜け出せなくなっている独特の魅力を持った素晴らしい作品です。

受賞

  1. 双葉社

    サキュバスに転生したので
    ミルクをしぼります。

    木野裕喜

    応援ピックアップ

    • ずっと読んでおりましたが、面白くて毎回感想を書きたくなるような作品です。 今回の受賞は大変嬉しく思います! 一読者としても、もっと多くの方に読んでもらえたらと思います!
  2. 新紀元社

    シナリオ通りに
    退場したのに、
    今さら何の御用ですか?

    真弓りの

    応援ピックアップ

    • モーニングスターから出ると聞いてびっくりしました! 応援しています!
  3. 宝島社

    ニセモノだけど恋だった

    齋藤ゆうこ

    応援ピックアップ

    • 一次選考の時、読ませてもらって非常に面白かったので、選ばれて我がことのように嬉しかったです。 ファンタジー物が多い中で、普通の現代の男女のぎこちない恋愛が読めるのは貴重です(ラストも好きです)。
  4. 宝島社

    ブラックホールを
    ふさいだ日、

    村崎千尋

    応援ピックアップ

    • 稲倉くんと雛子の関係にほっこりして最後まで楽しめました。ありがとうございます。
  5. 宝島社

    国境線の魔術師 
    ~休暇願を出したら、激務の職場へ飛ばされた~

    青山 有

    応援ピックアップ

    • とてもとても面白いです! 先が気になって待ちきれないくらい!
  6. 宝島社

    スキルの種 
    ~俺のチートは
    神をも軽く凌駕する~

    黄昏時

    応援ピックアップ

    • 更新まっとるでー 受賞おめでとう
  7. 一二三書房

    転生貴族の異世界冒険録
    ~自重を知らない
    神々の使徒~

    夜州

    応援ピックアップ

    • カイン君の活躍を楽しみにしております! このまま爆走を続けて欲しいです。 発売楽しみにしております!
  8. 双葉社

    トカゲといっしょ

    (=`ω´=)



    応援ピックアップ

    • ようやくきましたね! おめでとうございます!
  9. GCノベルズ

    どうやら私の身体は
    完全無敵のようですね

    ちゃつふさ

    応援ピックアップ

    • 以前よりネット小説で愛読させて頂いてました。メアリィ嬢のその気が無いのに毎度のオレ様的結果に爆笑。目立ちたくないのに目立ってしまう可哀想で可愛い令嬢に目が離せません。これからも主人公をドンドン活躍させて下さい。書籍出たら迷わず買い!頑張って下さい。
  10. 宝島社

    辺境貴族は
    理想のスローライフを
    求める

    セイ


    応援ピックアップ

    • セイさんおめでとうございます! これからも応援しています!
  11. 一二三書房

    フロンティアダイアリー 
    ~元貴族の
    異世界辺境生活日記

    鬼ノ城ミヤ

    応援ピックアップ

    • 構成がしっかりしていて読みやかったです
  12. 宝島社

    織田家の長男に
    生まれました

    いせひこ

    応援ピックアップ

    • 主人公は織田信長の兄。ツンデレ信長がかわいい!
  13. 宝島社

    カワイイ俺とキミの嘘!

    千早 朔

    応援ピックアップ

    • 空前の女装ブーム到来! キャラがしっかりしてて、読みやすくて面白かったです!
  14. ポニーキャニオン

    『男女比 1:30 』
    世界の
    黒一点アイドル

    ヒラガナ

    応援ピックアップ

    • 1話から見てました もうこれ無しでは生きていけません! 大賞おめでとうございます!
  15. 宝島社

    覇王の走狗(いぬ)

    KEY

    応援ピックアップ

    • 主要キャラがとても個性的で爽やかでカッコイイ中華戦記!! 頬がニヤニヤとほころんでしまう恋愛描写が、残酷になりがちな戦記ものに華を添えています。どんな本になるのかとても楽しみです。
  16. 宝島社

    VRMMOの支援職人
    ~トッププレイヤーの
    仕掛人~

    二階堂風都

    応援ピックアップ

    • 支援職ものが少ないので、全面に出るだけではない生きざまが表現されています。これからも更新頑張ってください。
  17. 宝島社

    深煎りの魔女と
    カフェ・アルトの客人たち

    くろひつじ

    応援ピックアップ

    • 加筆されて本になることを楽しみにしています! 癒される一冊に期待
  18. 双葉社

    魔欠落者の収納魔法
    ~フェンリルが
    住み着きました~

    富士とまと

    応援ピックアップ

    • 欠落者たちの展開がすごくおもしろかったです!
  19. 宝島社

    おきつねさまと食べ歩き

    八代将門

    応援ピックアップ

    • ほっこりして、砂糖も吐ける、二度おいしくて楽しく読んでいます。受賞おめでとうございます。
  20. 双葉社

    クラスが
    異世界召喚されたなか
    俺だけ残ったんですが

    サザンテラス

    応援ピックアップ

    • 受賞おめでとうございます、主人公の最初のくだりにはすごく笑いました。
  21. 宝島社

    退魔の盾

    鷹樹烏介

    応援ピックアップ

    • 主人公(山本)の殺人鬼としての性質と、守ろうとする葛藤が面白かったです。評価されるべき! が評価された!になったのでうれしかったです。
  22. 新紀元社

    リアルチートオンライン

    すてふ

    応援ピックアップ

    • 受賞おめでとうございます。 憂鬱な月曜日の1クスリを毎週楽しみにしています。 これからも更新頑張ってください。

グランプリ

妻を殺してもバレない確率(宝島社)
ヒロロ

金賞

俺んちに来た女騎士がいつの間にか嫁認定されてる件(宝島社)
裂田
チートあるけどまったり暮らしたい 《転生人生を楽しもう!》(宝島社)
なんじゃもんじゃ
魔王様、リトライ!(双葉社)
神埼 黒音
元最強の剣士は、異世界魔法に憧れる(GCノベルス)
紅月シン

コミカライズ賞

9月発表予定
 

メディア賞

名前のない怪物(宝島社)
黒椋鳥

受賞

おきつねさまと食べ歩き(宝島社)
八代将門
織田家の長男に生まれました(宝島社)
いせひこ
カワイイ俺とキミの嘘! (宝島社)
千早 朔
クラスが異世界召喚された中俺だけ残ったんですが(双葉社)
サザンテラス
国境線の魔術師 ~休暇願を出したら、激務の職場へ飛ばされた~(宝島社)
青山 有
サキュバスに転生したのでミルクをしぼります。(双葉社)
木野裕喜
シナリオ通りに退場したのに、今さら何の御用ですか?(新紀元社)
真弓りの
スキルの種 ~俺のチートは神をも軽く凌駕する~(宝島社)
黄昏時
退魔の盾(宝島社)
鷹樹烏介
『男女比 1:30 』 世界の黒一点アイドル(ポニーキャニオン)
ヒラガナ
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~(一二三書房)
夜州
どうやら私の身体は完全無敵のようですね(GCノベルス)
ちゃつふさ
トカゲといっしょ(双葉社)
(=`ω´=)
ニセモノだけど恋だった(宝島社)
齋藤ゆうこ
覇王の走狗(いぬ) (宝島社)
KEY
VRMMOの支援職人 ~トッププレイヤーの仕掛人~(宝島社)
二階堂風都
深煎りの魔女とカフェ・アルトの客人たち (宝島社)
くろひつじ
ブラックホールをふさいだ日、 (宝島社)
村崎千尋
フロンティアダイアリー ~元貴族の異世界辺境生活日記(一二三書房)
鬼ノ城ミヤ
辺境貴族は理想のスローライフを求める(宝島社)
セイ
魔欠落者の収納魔法~フェンリルが住み着きました~(双葉社)
富士とまと
リアルチートオンライン (新紀元社)
すてふ

異世界・現実世界(恋愛) 受賞作品

カワイイ俺とキミの嘘!
千早 朔
サキュバスに転生したのでミルクをしぼります。
木野裕喜
シナリオ通りに退場したのに、今さら何の御用ですか?
真弓りの
妻を殺してもバレない確率
ヒロロ
ニセモノだけど恋だった
齋藤ゆうこ
ブラックホールをふさいだ日、
村崎千尋

ハイファンタジー 受賞作品

国境線の魔術師 ~休暇願を出したら、激務の職場へ飛ばされた~
青山 有
スキルの種 ~俺のチートは神をも軽く凌駕する~
黄昏時
転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~
夜州
トカゲといっしょ
(=`ω´=)
どうやら私の身体は完全無敵のようですね
ちゃつふさ
辺境貴族は理想のスローライフを求める
セイ
魔王様、リトライ!
神埼 黒音
元最強の剣士は、異世界魔法に憧れる
紅月シン
フロンティアダイアリー ~元貴族の異世界辺境生活日記
鬼ノ城ミヤ

ホラー、歴史、ヒューマンドラマ、コメディー (文芸) 受賞作品

織田家の長男に生まれました
いせひこ
『男女比 1:30 』 世界の黒一点アイドル
ヒラガナ
名前のない怪物
黒椋鳥
覇王の走狗(いぬ)
KEY
魔欠落者の収納魔法~フェンリルが住み着きました~
富士とまと

ローファンタジー 受賞作品

おきつねさまと食べ歩き
八代将門
俺んちに来た女騎士がいつの間にか嫁認定されてる件
裂田
クラスが異世界召喚された中俺だけ残ったんですが
サザンテラス
退魔の盾
鷹樹烏介
チートあるけどまったり暮らしたい 《転生人生を楽しもう!》
なんじゃもんじゃ
深煎りの魔女とカフェ・アルトの客人たち
くろひつじ

VRゲーム(SF) 受賞作品

リアルチートオンライン
すてふ
VRMMOの支援職人 ~トッププレイヤーの仕掛人~
二階堂風都

たくさんの応援メッセージありがとうございました!


■最終選考総評

 2017年、『ネット小説大賞』も5回目の最終総評を発表するタイミングがやってまいりました。
5回目の開催ということで、「小説家になろう」でもすっかり定着した感があり、毎回多くの意欲的な作品にご応募いただいております。今回は、国内最大級の応募作となる7165作品のご応募をいただきました。
 Web掲載から書籍化をした作品が身近にみられるようになった昨今、作品も『お手本』を参考にした形か、回を増すごとに品質が向上していると感じられました。

ジャンル

 第5回のコンテストでは、チート・異世界・悪役令嬢など、いわゆる「なろうの王道」がますます成熟する一方、 オリジナル性の高いマイナージャンル作品が目を引く回となりました。
第4回までに引き続き異世界転生作品も多く見られましたが、第4回にて例えば筏田かつらさんの『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』のような、『小説家になろう』の多数ジャンルではない分野からも選出されたことが皆様の目にとまったのか、他ジャンルも割合として多くなってきた印象を強く受けました。 読み手、書き手ともにこれまでとは違う全く新しい作品が読みたい、書きたいというエネルギーを感じることができました。

 今回、グランプリがヒロロさんの『妻を殺してもバレない確率』となり驚かれた方もいらっしゃると思いますが、同作品はまさに今回のコンテストの特徴そのままに、まったく新しい分野で審査員に衝撃を残していただけた作品であると考えています。思わずクリックしてしまう秀逸なタイトルに加え、独自の世界観を非常に上手く利用して二転三転するストーリーを構築されていました。実際に閲覧することで、タイトルで持った興味が驚きと、感動に変わっていく題材です。
同タイトルはシリーズであり短編三部作セットとなっておりますので、ぜひ『妻を殺してもバレない確率』『彼を陥落させるゲーム』『桜色の二律背反』の順番でお読みくださいませ。この総評を書くために再読しましたが、それでも泣けてくるほどの作品です。
 
 村崎千尋先生の『ブラックホールをふさいだ日、』はとても瑞々しい青春小説でした。設定こそ奇抜なものではありませんが、その分繊細な心情表現と日常の描写を丁寧に積み重ねており、心に残る物語でした。 また、珈琲の豊かな知識とヨーロピアンな世界観、登場人物の心の交流が調和したくろひつじ先生の『深煎りの魔女とカフェ・アルトの客人たち』、お稲荷さまの無邪気な少女と大学生のほのぼのとした日常を描いた矢代将門先生の『おきつねさまと食べ歩き』など、 キャラクター文芸を意識された作品も生まれており、層の広がりを感じました。  
このように、売れ筋やブームに囚われず、好きなテーマをのびのびと書いている作品にキラリと光るものがありました。  今回特筆すべきは、(「なろう」での)マイナージャンル作品の黎明があります、歴史、現代青春、ミステリー、ホラー、SF。投稿数は少ないながらも優れた作品が多く、選考する側としても非常に楽しく拝読できました。

発想・アイディア

 最初に「小説家になろう」での主流ジャンル以外の作品について触れましたが、『主流』というのはニーズがあるからこそ発生する流れであり、今回もユーザーのニーズをつかんだ作品が多数選出されました。
 今回金賞となった紅月シン先生の『元最強の剣士は、異世界魔法に憧れる』は、物語としての王道を突き進んでいる作品であり、とにかく主人公がどこか親しみを持てながらも格好良く、やきもきさせながらも話の展開が頂点になったところで動く姿に大いにひきつけられました。その手法そのものは特別ではなく、既視感のあるものですが、話の引き・展開・キャラクターの口調や敵の憎たらしさなど、物語の構成に必要な多くの分野においてとにかく品質が高く、審査過程でも非常に高い評価を集めました。
 ヒラガナ先生の『『男女比 1:30 』 世界の黒一点アイドル』は「小説家になろう」というよりはライトノベルのお約束を破った作品であるといえます。女性が圧倒的多数の世界という、テンプレートに近い世界観ですが、頭のネジが飛んでいる女性キャラクターばかりの中、なんだかんだと前向きにアイドルを目指していく、魔法もスキルもない主人公を気づいたら応援していました。
 サザンテラス先生の『クラスが異世界召喚された中俺だけ残ったんですが』も、王道の流れである「異世界に転移する」といった行動を『自分以外のクラスメイトが転移する』といった形に置き換えてしまい、序盤の興味をひきつけながら、転移したクラスメイトの話と現実世界に残った主人公の話をそれぞれ楽しめるという方法で、我々を驚かせてくれました。
また、もうひとつ特筆すべき作品として、小説家になろうでは主流ジャンルであるものの、これまでネット小説大賞では受賞の少なかった『悪役令嬢』ものとして、真弓りの先生の『シナリオ通りに退場したのに、今さら何の御用ですか?』が選ばれました。単純に文章力の高さだけではなく、いわゆる王道の展開である立場と能力を使ってのしあがっていく展開ではなく、主人公が自らを省みて成長していく展開に、これまでにない新鮮さとジャンルの可能性を感じ取ることができました。
 一方で、既存の物語との差別化を図る為に取り入れた設定が結果的に意味を為していないなども多く見られました。結果的にタイトルや設定が途中で意味をなさなくなりつつも人気を博す名作も確かに存在していますが、そういった作品はキャラクター性であったり、共感性であったりといった部分がその点を補って余りあるほど魅力的であるから成立している部分もあり、決して設定が意味をなしていないから魅力が増しているわけではありません。場当たり的な設定を考えるだけでは共感を得る事は難しいということ、あくまで小説に必要なのは物語性であることを再認識しました。
頭一つ抜けた作品に共通することは、テンポの良さ、言葉選びのセンスの良さであり、書き手自身のオリジナリティが選考の決め手となったように感じられます。

キャラクター性

 既存作品との差別化の必要は昨年から言われていることではありますが、昨年度では差別化の手法として「異世界での目的/個性的なチート能力」が多く見られたのに対し、今年は「キャラクター性」が台頭したように感じます。
 裂田先生の『俺んちに来た女騎士がいつの間にか嫁認定されてる件』は、日本で農家を営む男性の下に突然「女騎士」が転移してきて、二人で田舎暮らしをする、という作品です。生真面目な騎士と、飄々とした独身農家という組み合わせの妙が面白く、生き生きとした掛け合いに、クリスと莞爾という人間を応援したくなってきます。
 また、青山有先生の『国境線の魔術師 ~休暇願を出したら、激務の職場へ飛ばされた~』は、「国境線の魔術師」というタイトルのかっこよさもさることながら、苦労人な主人公が周りの人間のせいで戦いに巻き込まれていく過程に説得力がありました。
 テーマや舞台設定が似ていても、登場人物の性格や目的の組み合わせ方を変えることで、新しいストーリーが生まれており、先の展開が読めずにわくわくしながらページを追っていました。
 鷹樹烏介先生の『退魔の盾』も、主人公が連続殺人鬼という時点で驚きですが、その主人公思考が主人公の性格そのままに客観的に述べられており、ハードボイルドをにおわせる展開とあわせて、流行線から大きく外れた、しかしやみつきになる面白さをみせてくれました。

構成・読者層など

商業デビューを前提としたコンテストである以上、読者に対して新しい印象を、離脱させることなく提供することは必要不可欠といえます。基本的な文章力や、そもそも読者に読んでもらうつもりで文章や構成を作っているのかという点については過去の総評でもふれましたので割愛いたしますが、最終選考上では作品が面白く、読んだら興味を惹かれることは前提として、『実際に書店でどのユーザーが手にとり、お金を持ってレジまでもっていってもらえるかがイメージできるか』がやはり重要になってきます。
 すでに発売して好評をいただいておりますが、夜州先生の『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~』では、タイトルの通り自重を知らない神々が主人公にチート能力を与える展開であり、今回金賞を受賞したなんじゃもんじゃ先生の『チートあるけどまったり暮らしたい 《転生人生を楽しもう!》』は、そのタイトルの通り、主人公がチート能力を受けてまったりしたいと望みつつも異世界で生活をおくっていく話ですが、双方にいえる点として、物語の展開が非常に素早く、読者を飽きさせないことがあります。
 序盤の展開についてはもちろん、つかんだユーザーをいかに離さないかといったことは著者の文章力・構成力の出番であり、今回の受賞作は上記二作品を含めてその能力が高かったと考えています。
 また、ユーザーを絞ってしまう方法も作品の魅力を高める手法であると考えております。木野裕喜先生作の『サキュバスに転生したのでミルクをしぼります。』はその点が非常にわかりやすく、TSの王道、外角低めに全速力で剛速球を投げている印象を受ける作品でした。             

            

面白さ

 前述した項目をすべてあわせてになりますし、これまでも何回か記載したのですが、小説のコンテストは商業である以上『つまらなくないか』よりも『面白いか』の方が重要になってきます。もちろん面白さを伝えるために最低限の技量は必要なのですが、伝わりにくいところは編集・校正・校閲で修正することはできますが、面白さを新しく編集者が追加することはなかなか難しくあります。
今回金賞を受賞した神埼 黒音先生の『魔王様、リトライ』のように、流行ジャンルを抑えながら、文章・構成・キャラクター性などすべての面においてハイレベルな作品は当然受賞していきますが、ボーダー上の作品、意欲作と称されるものは仮に売れ筋のジャンルではなくても、『流行の壁』をうち破ってくれるだけのパワーを感じさせてくれます。
 総評という立場でこういったことを記載するのはとても申し訳ないのですが、それは著者の方が作品に込めて発するエネルギーであり、理屈で『こうあるべき』とアドバイスできるものではないのでしょう。
 黒椋鳥先生の『名前のない怪物』は、ホラー・ミステリー系統の作品であり、小説家になろう上ではメジャージャンルではありませんが、強烈な読み応えで審査員に注目され、スポットライトを強く当てれば大きく評価される可能性を見せてくれましたため、今回メディア賞が急きょ復活する形で受賞となりました。
 こうした面白さは、『自分が小説を読んでいてこうあってほしい』というところを明示できるかどうかということにもつながります。まったく小説や書籍・文字を読まない方が急に文章を書いて大ヒットということはないとは言いませんが、極めて難しいでしょう。
 ネット小説大賞は書く方のためのコンテストである一方、読む方のためのコンテストでもあれればと考えております。
『面白さ』が理屈ではない以上、そこに導かれるのは『才能』などという無責任な2文字ではなく、著者の方の創作物の吸収と、それに伴う再構築であってほしいと考えております。
 よく読み、よく書くという当然の小説文化をたすける一助に当コンテストがなれればと願っております。             

            

最後に

 締めとなりますが、今回受賞した28タイトル、28名の著者の方、重ねておめでとうございます。受賞作は既に一部が発売されておりますが、この夏から順次発売いたします。
 運営チーム一同、当コンテストから出た作品、およびコンテストにエントリーされた方々の作品が、ひとりでも多くの方の目に留まり、その発信する文化に気づいていただけますよう、継続的にご協力させていただきます。

 振り返ってみますと、小説家になろうの成熟とあわせまして、応募作を見ても作品の完成度自体も高く、意欲作も散見されるので、バランスのよいコンテストになっていると思いました。総評においてすべての作品が紹介しきれなかった点はございますが、今回の受賞作はいずれも各出版社様講評に書かれております通り質が高く、我々選考する側も頭を悩めさせていただきました。

 また、こちらは最終選考でも申し上げたことですが、恐らく何の気休めにもならないとおもいますが「ネット小説大賞」は協賛社も6社と多く、すべての出版社様が個性を持たれているため、網の目にかかる可能性が高いコンテストではございますが、今回は99.6%の方が落選されています。その中には我々が見落としている、優れた作品もあると考えています。
 受賞した作品が優れていることは事実ですが、落選した作品が見るべき部分がないかというと、我々はけっしてそう考えません。
 書き続ける限りにおいて機会はめぐってくるものです。『小説を読む』ことと同様に、『小説を書く』ことが楽しい行為であり続けてほしいと考えております。その才能をぜひ新しい文字に起こしてくださいませ。
 今回はこれまでの主流ジャンルを突き詰めた王道作品はもちろん、新しいジャンルで未来を感じさせてくれた作品も多く選ばれました。どちらに限らず、書き手がジャンルを作り出していく「小説家になろう」というコンテンツの面白さを再確認すると同時に、ネット小説大賞の新局面を見た第5回となりました。
 また皆様とお会いできることを願い、コンテストの締めとさせていただきます。


●ネット小説大賞 運営スタッフより

 皆様お世話になっております。「ネット小説大賞」運営チームスタッフです。
2016年10月より開催しておりました当コンテストにご参加いただきまして、まことにありがとうございました。
 皆様のご応援もあり、応募作品7165作品、受賞作品28作品と『日本最大のコンテスト』であり続けることができました。

 そして皆様、お疲れ様でございます。
 受賞する・しない、応募する・しない、作者・読者に関わらず、コンテストはいささかならずエネルギーを使うものだと思っています。

 皆様も選考が進むたびにエネルギーを消費されていることと思いますが、それは我々審査する側も同じでして、多くの優れた作品を目の当たりにし、どの作品を次のステップに進めるのか、日々思い悩んでおります。
 総評でも少々触れましたが、私個人といたしましては、小説は書くこと・読むことそれぞれが娯楽の一つであると考えております。娯楽作品であるときに重要なことは『いかに優れているか』であり、『優れていない箇所がいかに少ないか』ではありません。
 もちろん『優れていない点』が『優れている点』を覆い隠すようではいけないのですが、こうして作者と読者の距離が近くなってきた現代だからこそ、作品のいいところを存分に語れるような時代がくればいいと考えておりますし、コンテストとしてもその一助になれればと考えております。

            

読者について

 商業物として小説を出す以上、読者の存在は切り離せないものになります。
そして『ネット小説大賞』が『小説家になろう』とのコラボコンテストである以上、小説家になろうの読者に対していかに作品を届けるのかということは、とても重要なことになってくるでしょう。
 『ありきたりなジャンル』と、揶揄されることも多い王道ジャンルではありますが、それを望んでいるユーザーが多くいる以上、そのジャンルは『ライバルがたくさんいる』ことはあっても、『読者がいない』ジャンルではありません。読者にこれまでと違った切り口で作品を届けることができれば、大きく拡大していくでしょう。
 逆に申し上げますと、『なかなか読者がつかない』と悩まれている方は、そういった王道路線にあえて挑戦してみてもいいと思います。『読者のために作品を書いている』のであり、『作者であるあなたが楽しめている』のであれば、その作品は間違いなく素晴らしい作品になるでしょう。

 『序盤の面白さ』といったことに選考基準として何度となく触れてきましたが、Web小説というジャンルではその点は非常に重要であると考えており、我々審査する側はともかくとしまして、一般のユーザーの方は気が向けばすぐに他の作品を読める状態にあり、本屋であっても、隣を見れば魅力的な本がおいてあるといった状態で、『●話まで読んでほしい』というのは、作者にとっては当然の願いでも、ユーザーの方にとってみればそれはなかなか難しいことかもしれません。
 そういった技術論と同時に、『●話』まで進んだときに開けている光景が、従来の作品になかったほどに素晴らしいものであれば、序盤少々苦しくても、そこまでたどり着いた方がきっと素晴らしさを広めてくれるでしょう。

            

コンテストについて

 今回28タイトルが受賞いたしました。前回よりは少ないですが、ひとつのコンテストからとしてはとても多い数です。
 恋愛・ホラーなど一般文芸ジャンルが多く選ばれ、文字数が少ない作品でも受賞しました。
といったことは、コンテストとしては大変うれしいことでありますが、同時に今回、99.6%の方はジャンルを問わず、落選されたことになります。
 毎回申し上げていることではありますが、コンテストに受賞した作品は間違いなく素晴らしい作品ですが、ネット小説大賞に落選した作品がすべからく価値がないか問われますと、『そんなことは絶対にない』と返答いたします。
 当コンテストは、皆様に小説を書き続けていただくきっかけを持っていただくことをひとつの目的として開催しております。受賞を逃したうえで未だに続刊している作品もあれば、一度落選をしても何度目かの挑戦で受賞をした作品もございます。
 商業物である以上、常に向上心は持ち続ける必要はありますが、自分の作品の価値、自分の執筆力を認めるといった点も同時に必要なことです。
 『書き続ければチャンスがある』という言葉は気休めではございますが、同時に事実でもあります。
当落関係なく、皆様にとってこのコンテストが小説にふれるきっかけであることができればと考えております。

            

最後に

 重ねてのご連絡となりますが、皆様、第五回ネット小説大賞に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
 もちろん書籍はこれから発売されてまいりますし、我々としても継続して一人でも多くの方の手に取っていただけるよう尽力させていただきますが、コンテストとしての第五回ネット小説大賞は、これをもちまして完了となります。
 また、当コンテストではお約束はできないものの、ひとつでも多くの作品が世の中におくりだせるよう、今回も努力させていただきます。

 『小説』という文化が、ひとりでも多くの方に浸透していくよう、願っております。

 今回は、ご参加まことにありがとうございました。引き続き何卒よろしくお願いいたします。



2016

10/21
応募受付開始
10/28
応募作品ピックアップ開始
感想付け開始

2017

2/1
応募締切(10:00締切)
3月下旬
一次選考候補者発表
4月下旬
ニ次選考候補者発表
5月下旬
最終通過者発表
6月1日
応援期間開始
7月上旬
最終結果発表
夏~秋
大賞作品他出版予定

『小説家になろう』にておこなわれる、日本最大級の小説賞です。
前回は7612作品の中から46作品を書籍化いたしました。

一般文芸作品の複数受賞、締切時46ポイントの作品の受賞など、コンテストとしての幅も着実に拡大しております。

参加は簡単、『ネット小説大賞五』というキーワードを設定するだけです。
書籍化作品数はもとより、どなたでも楽しめ、評価を得られるコンテストを目指して運営してまいります。

応募作品をすべて精読のうえで選考しておりますので、『小説家になろう』における人気によらない、応募者全員にチャンスのある賞ですので、皆さまぜひお気軽にご応募くださいませ。

2017/06/22
ナウザーの冒険者
タンガロア

2017/05/18
暁のオーガヴァル
かえる





マンガボックスで受賞作をコミカライズ!

マンガボックス

今回のネット小説大賞では、新たにコミカライズ賞が誕生!

受賞作の中からコミカライズ賞に選ばれた作品は、累計ダウンロード数が1,000万を超えるマンガ雑誌アプリ『マンガボックス』でコミカライズされます!

普段小説を読まれない方にも、コミカライズ作品を通して知名度を高められるチャンスですので、ぜひご応募くださいませ。

※受賞作なしとなる場合もございます。予めご了承ください。


感想付けサービス一覧

  • 受賞者は必ずデビュー!
  • 参加は簡単、キーワードを設定するだけ!
  • 受賞実績No.1!
  • 0ポイントでも受賞・出版の可能性あり!
  • 感想サービス!
  • ピックアップ!
  • イラスト、無料で提供します!
  • ネット小説大賞にもついに来た!コミカライズ賞

コンテンツ

応募要項

応募を検討されている方はまずご覧ください

受賞者インタビュー

歴代受賞者のインタビューです


よくある質問・お問い合わせ

コンテストについて疑問がある方はこちらをご一読の上
お問い合わせください
お問い合わせ先:novel_narou@crowdgate.co.jp

連動企画・広報

ネット小説大賞の連動企画、および広報についてのご紹介です


応募作品一覧

応募作品はこちらから
(紹介は10/28より開始いたします)

ゲームシナリオライター募集

ゲームコンテンツでのライター募集です
ご興味のある方はご応募くださいませ
(外部サイトに移動します)


投稿

作品投稿はこちらから
(『小説家になろう』ユーザーページに移動します)

小説家になろうユーザー登録

コンテストに参加するには小説家になろうへの登録が必要です。会員登録はこちらから